活動記録*20 ページ22
───────────……。
黄「ごめんっス」
貴「……っ?」
閉じていた目を、ゆっくりと開けると、そこには黄瀬くんの顔は無くて
黄瀬くんは、私の隣に座って前を向いていた。
でも、謝ったのは、どうして…?
キス、じゃなかった。
やっぱり勝手に期待しちゃったな。
どうやら私の心の中では、不安よりも期待の方が勝っていたみたいで、
少し……寂しさが残る。
うつむきながらそんなことを考える。
黄「…。それが、Aっちの、答え…っスか」
ため息交じりに言った黄瀬くんは、
まだ正面を向いていて私のことは見ていない。
えっ?
"私の答え"って…何?
きっと、黄瀬くんの告白に対しての答えなんだろうけど…。
私、まだ答えてない、よね?
私、黄瀬くんのこと好きだよ?
でも、黄瀬くんが思ってる"私の答え"はきっと勘違いしてる。
だって、両思いになれた人は、誰でも笑顔なはずなのに
今のあなたの顔は────
今にでも、泣きそうで悲しい顔。
黄「ふっ…。じゃあAっちの体調も元気になったみたいだしみんなの所に戻るっスか」
そう言って黄瀬くんが立ちあがる。
無理やりの笑顔をつくって精一杯、私に『俺は強いんだ』ということを見せようとする。
そんなこと、しなくていいのに。
いつもの笑顔じゃない。
そんな笑顔を見たって、胸が苦しくなるだけだよ。
貴「え…っ。ま、……っ」
待って
そう言いたいのに口が動いてくれない。
まだキスされそうになった時の震えが収まらないみたい。
もう少し待ってまだ、言えてない
私の、答え。
私の、本当の気持ち。
私は言葉で言えない代わりに、携帯をいじっていた黄瀬くんの…
背中に、抱きついた。
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あ ぽ ろ 。(プロフ) - kattari-naさん» マジすか!!Σ(゜Д゜ )めっさ嬉いですww 本当、やっとですよ(*´Д`)=3 くっついたら続編に行く予定なんですよね(笑 (2013年3月20日 23時) (レス) id: a23bb77757 (このIDを非表示/違反報告)
kattari-na(プロフ) - あ ぽ ろ 。さん» いえいえ!めちゃキュンキュンします!告りましたねっ! (2013年3月20日 23時) (レス) id: a634ed73e9 (このIDを非表示/違反報告)
あ ぽ ろ 。(プロフ) - kattari-naさん» キターーーーーーー!!!(( ありがとっ!!! しかも…評価まで…(´;ω;`)グスッ (2013年3月20日 23時) (レス) id: a23bb77757 (このIDを非表示/違反報告)
kattari-na(プロフ) - きせーーー!!!!作品読みましたよっ! (2013年3月20日 23時) (レス) id: a634ed73e9 (このIDを非表示/違反報告)
あ ぽ ろ 。(プロフ) - 夕凪さん» うびゃあああああ!!! あの…!!夕凪ちゃんが…キターーーーー ← いやぁー//夕凪ちゃんの小説ほどすばらしくはないんだがねぇー(( ありがとっ!* (2013年3月20日 18時) (レス) id: a23bb77757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふいな。 | 作成日時:2013年2月8日 22時