☆★第六話★☆ ページ8
私は力の入れられない手をじっと見つめる。
黄瀬と、繋がっている。
私の顔がじわじわと熱くなる。
引っ張られるまま、抵抗することができない。
本当に保健室に向かっているのかも曖昧だ。
うまく頭を働かせることができない。
貴「___っちょ……黄瀬!?」
私は小走りのまま黄瀬に訴える。
黄瀬は少しペースをゆるめてくれた。
そしてゆっくりではあるが歩いていた足を
やがて、止めた。
貴「___黄瀬?」
黄「Aっち、俺……」
黄瀬はそこで一旦言葉を切った。
歯切れが悪い。
私達は何故か手を繋いだままだが、
私は黄瀬の言葉を待った。
そして黄瀬が口を開く。
黄「俺_____」
?「_____黄瀬君?」
突然聞こえた声に、私も黄瀬も目を見開く。
この声……?
どこかで聞いたことがある静かな声に、
私は辺りを見渡した。
しかし、人はいない。
そう思って首を傾げていると
黄「___っ黒子っち!?」
驚愕に満ちた黄瀬の声が聞こえた。
不思議に思って振り返り、黄瀬の視線を辿る。
貴「あ、さっきの……っ」
私の声は無意識に明るくなっていた。
まるで___
_____また会えたのが嬉しいみたいに。
?「すみません。黄瀬くんが邪魔で見えませんでした。
……黄瀬くんとのお知り合いだったんですね」
黄「黒子っちは?……つかさり気無くヒドッ!」
黄瀬は状況が呑み込めずに問う。
後のはノーコメントで。
黄瀬によると、その影の薄い男は黒子と言うらしい。
黒「先程ぶつかってしまったんです」
黄「ちょw黒子っちwwもっと影濃くしてほしいっスwwww」
黒「さっきはすみませんでした」
貴「あ、いや。こっちこそ考え事してて……」
黄「無視っスか!?」
黒「それより。
……いつまで手を繋いでいる気ですか?」
ムッとした黒子の声にハッとする。
私達は無言のまま、咄嗟に手を離した。
それが心の奥で
___寂しい
___切ない
なんて思ってるとも知らずに_____
***・***・***
昨日は寝落ちすいませんでしたあああぁぁ(((殴
しかも今日起きてみると、なななっなんと!!
『星が赤い……だとぅ!?』
ありがとうございます!!!
こんな私の作品が殿堂入りだなんて夢みたいです。
(寝起きなのでガチで夢かも……っ!?)
これからも皆さんが楽しめる作品を精一杯頑張って
作っていきたいと思いますので
よろしくお願いしますε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
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翡翠(プロフ) - 小説、とても面白かったです!お疲れさまでした。 (2022年12月26日 1時) (レス) @page20 id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミ - また、徒歩戻ってきてくださいね! (2020年3月23日 21時) (レス) id: 5b87307f75 (このIDを非表示/違反報告)
(^∀^) - 今までありがとうございました (одо)てか占ツクやめるの冗談じゃないよね?…… (2015年4月24日 2時) (レス) id: 1abb31156f (このIDを非表示/違反報告)
shi(*^^*)zuku(プロフ) - とても面白かったです。また戻ってきてください! (2013年8月8日 20時) (レス) id: 56f47e3699 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - 面白かったです。…ありがとうございました。 (2013年8月4日 17時) (携帯から) (レス) id: c79baaf852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城なつな | 作成日時:2013年2月22日 16時