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★☆第十三話☆★ ページ15

【Aside】


貴「_____じゃあ、失礼します」

私はあの後、

すぐに帰りの支度を済ませて保健室を出た。

そして、征十郎を保健室を出てすぐの階段で待つ。


_____胸が苦しい。


さっきから全く消えることのない現象。

自分でも何が起きているのか分からない。


苦しいのに。

裏切られた時とは違う。

何かもっと温かいような_____


?「___ッA!!」


突然名前を呼ばれてハッとする。

征十郎が来たのかと思って振り向くと

貴「___青……峰……?」


忘れるわけがない。


もうとにかく印象的な一部分、肌色。

濃かった。

間違いなく今朝会った、

黒くて変態で何所か爽やかな

スポーツ少年を彷彿とさせる、青峰大輝。

貴「何であんたが……?」

私は心底嫌そうに、怪訝な顔をして青峰を見る。

すると青峰は、うっと呻ってから頭を下げた。


___は?


青「すまん」

貴「え、何キモイ」

青「ざけんな!こちとら真面目なんだよ!」

貴「いや、何であんたが謝るの?」

青「皆うっせーんだよ、謝って来いって。

お前、結局戻ってこなかったから結構心配して……

すんげぇ走ったんだからな」


_____ドキッ


その言葉通り、青峰の額には汗が滲んでいた。

顎に伝った汗を手で雑に拭う青峰を改めて見ると、

大人っぽさを演出するシャープな輪郭に切れ長の目、

幼さを出す少し短めの前髪。

そして運動神経抜群(赤司情報)と来たらモテるであろう。

性格に問題はあるが……。

貴「……ありがと、もう大丈夫だから。

でもあんたの事は___」

_____嫌い。

そう紡ごうとして、やめた。

これは本心じゃない。

わざわざ走ってまで私の所へ来て謝ってくれた。


正直に、嬉しかった。


ここで突き放していい相手ではないとわかっていたから

私は言葉を選んだ。

でも続きが思い浮かばない。

貧相な私の頭は“逆”を告げる結論に至った。


貴「_____好き....」






























「「「......はあっ!?」」」



その声は、自分のものと青峰のもの。





もう一つは__________





__________黄瀬のものだった。







=====

何故名前を知ってるかというと赤司がキセキを紹介しました。

後、バスケ部へ勧誘b

↑描くスペースなくて……><

今更ですが五話の「フラグ立ったな」は緑間のものです。

分かり難くてすいません;;

あとギリギリじゃない……っ

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設定タグ:黒子のバスケ , 奪い合い , キセキの世代   
作品ジャンル:恋愛
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翡翠(プロフ) - 小説、とても面白かったです!お疲れさまでした。 (2022年12月26日 1時) (レス) @page20 id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミ - また、徒歩戻ってきてくださいね! (2020年3月23日 21時) (レス) id: 5b87307f75 (このIDを非表示/違反報告)
(^∀^) - 今までありがとうございました (одо)てか占ツクやめるの冗談じゃないよね?…… (2015年4月24日 2時) (レス) id: 1abb31156f (このIDを非表示/違反報告)
shi(*^^*)zuku(プロフ) - とても面白かったです。また戻ってきてください! (2013年8月8日 20時) (レス) id: 56f47e3699 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - 面白かったです。…ありがとうございました。 (2013年8月4日 17時) (携帯から) (レス) id: c79baaf852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結城なつな | 作成日時:2013年2月22日 16時

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