57.持っている ページ7
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砲丸が虎杖という少年に渡され、
彼は簡単にそれを投げた。
そして、隣のコートにある
サッカーゴールの柱に砲丸はぶつかり、柱は曲がる。
周りではその記録に歓声が上がっていた。
「よしっ！俺の勝ち!!」
あっという間に砲丸投げは終わり、
離れようと歩き出す伏黒にAはついていく
不意に、虎杖を見る伏黒と
彼の目があったように思えた。
そして隣のAへ虎杖の視線が動いた瞬間、
目が合わないようにAは目を逸らして帽子を深く被る
「(すごいなアイツ。呪力無し、素の力でアレか。
禪院先輩と同じタイプかな)」
虎杖という男に対してそう思う伏黒。
隣でAが妙なのが気にかかるが、
どうせ はぐらかされるし追及はしなかった。
その時、
「ああっ！もう半 過ぎてんじゃん！」
そう叫んだその彼は、
グラウンドから走ってこちらに向かってくる。
そして、彼が横切ったその瞬間、
2人は彼から悍ましい気配を感じた。
この気配は、
「「(ッ、呪物の気配!!?)」」
「おい オマエ！_____って、速すぎんだろ!!」
「………………本当に人…？」
すぐさま振り返った2人。
呼び止めようと声を出した伏黒だが、
走って行った彼の背中はもう小さくなっていた
あまりにも速すぎる速度にもはや言葉が出ない。
周りの生徒から
"アイツ 50m3秒で走るらしいぞ"、"車かよ"
何て会話をしているのが聞こえ、
Aの隣にいる伏黒は"クソッ"と声を漏らす
「アイツを追う、行くぞ」
「あ、待って」
追おうとした伏黒をAは止めた。
Aの方を振り向いた伏黒は
校舎を見上げるAの姿を目にとらえた。
「私は残る。恵はあの人を追って」
「………1人で残るって……どうしてだよ。
呪物はあいつが_____」
「うん。あの人が持ってるのはほぼ確定…
だけど、この学校にも
ほんの少しだけ呪物の気配がある。
それにさっきみたいな呪霊も何体かいるし、
少し祓っておこうかなって」
だが、微かに残る少しの呪物の気配を
見逃すわけにはいかない。
万が一を考えての行動だ。
「念の為、二手に分かれよう？
仮にあの人が持ってないって可能性も
少なからずあるから」
「(…………こいつの意見は最もだ。
念には念を、その方が良いだろう。
…だが、本当にこいつを…
俺はAを1人残して行って良いのか？)」
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結祈華(プロフ) - カノンさん» 好きと仰って下さりありがとうございます！嬉しすぎました！これからも頑張らせて頂きます。 (2023年1月27日 23時) (
レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - いえ！修正ありがとうございます！とっても好きなのでこれからも頑張ってください！ (2023年1月27日 17時) (レス) @page31 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - カノンさん» カノン様。そうですね…間違えておりました。9ページの方を訂正させて頂きます。コメント及びご指摘頂きましてありがとうございました。 (2023年1月27日 11時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - コメント失礼します。アニメ第1話部分で亡くなったのは、おそらく虎杖悠仁の祖父だと思うのですが… (2023年1月27日 11時) (レス) @page30 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2022年12月31日 20時
