82.転入 ページ32
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頭に包帯、頬には大きめのガーゼと絆創膏…
明らかに傷跡の多い伏黒に対して
虎杖は嬉しそうに親指を立てた。
そのまま虎杖の目は横にずれ、
伏黒の隣にいた女へと向く。
虎杖と目が合った女は軽く会釈した。
「オマエはこれから
俺達と同じ呪術師の学校に転入するんだ」
「ちなみに、一年生は君で4人目」
「少なっ!!」
東京都立呪術高等専門学校、通称 高専。
あまりの人数の少なさに
他の学年も少ないのだろうと考えるやいなや、
伏黒が一年ならば隣にいる彼女も同じ一年なのだろうか
「そういや、俺 まだアンタの事知らないんだけど…
そっちは俺の事知ってるかもだけどさ。
伏黒と一緒にいるって事は、一年なんだよな？
俺、虎杖悠仁！よろしくな！」
"伏黒の友達だろ"と口にし、
突然と自己紹介を始めた虎杖。
そのテンポに驚きつつ、女は迷ったように
視線を彷徨わせるが 最後には虎杖の方を見て口を開く。
「白神A、です」
「名前に"神"入ってんの!?すげーって…あれ？
Aって……あの猫と名前同じなんだな」
その言葉にAはピクリと肩が少し上がった。
伏黒や五条の方に目を向けるも
彼らは何も話していないという顔をしている。
猫の名前は教えていないはず…と思ったが、昨夜
猫の姿の時に伏黒が名前を呼んでいたっけと考えに至る
「なーなー！その髪もあの猫に合わせて白くしてんの」
「これは、地毛です…」
「敬語はいいって。へー、地毛か……
ならそこの五条って人と何か関係_____」
「ッ、ないし！隠し子でもないから！」
虎杖の追及心にAは眉を寄せて大きく言葉を発した。
以前、白い髪を見て伏黒に言われた言葉を思い出す。
五条と絡まれるのであれば、
いっそのこと髪を染めてしまおうかと考えたり。
…それよりも、猫と紐付けられたのは少し怖かった。
「悠仁。あの猫の事ならAがよく知ってるよ」
突然と放たれた五条からの言葉。
Aは何を言っているのか五条の方を見るも、
当然虎杖からの興味を引いてしまった。
「マジ!?白神！あの猫の飼い主!?
伏黒は…何だっけ？…しきがみ？だって言ってたけど」
「……わ、かんない。
あの猫は気紛れだし、いつどこにいるかだって…」
正直、虎杖の口にした
言い慣れない式神という言葉に頷く事は出来なかった。
正体は何なのか、自分もよく分かっていないし
ハッキリと肯定もしたくなかったから。
五条と伏黒からの視線を感じつつも
Aはそれに気付かないふりをする。
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結祈華(プロフ) - カノンさん» 好きと仰って下さりありがとうございます！嬉しすぎました！これからも頑張らせて頂きます。 (2023年1月27日 23時) (
レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - いえ！修正ありがとうございます！とっても好きなのでこれからも頑張ってください！ (2023年1月27日 17時) (レス) @page31 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - カノンさん» カノン様。そうですね…間違えておりました。9ページの方を訂正させて頂きます。コメント及びご指摘頂きましてありがとうございました。 (2023年1月27日 11時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - コメント失礼します。アニメ第1話部分で亡くなったのは、おそらく虎杖悠仁の祖父だと思うのですが… (2023年1月27日 11時) (レス) @page30 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2022年12月31日 20時
