検索窓
今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:99,102 hit

79.気不味い ページ29






"あぁ、そうだったの"と軽い言葉が飛んできた。
五条にとって、確かにそんな光景は見ていたが
助けたのが誰かまでは覚えていなかった。









「…まさか、それを聞きたいが為に電話したんですか?わざわざ?朝に?」




「朝って…もう10時になるよ。
どれだけ寝てたかったの、Aは」









休みの日くらいアラームかけず、
だらだらと寝ていたいものではないのか。
五条と真逆タイプに
Aは分かり合えないとため息が漏れる。









「……念の為言っておきますけど、
虎杖くんに私が猫なのは言わないでください」




「え?何で?」




「何でって、その……気まずいからです」









なんとなく気まずいから。それに彼にその情報は不要。
もう関わる事はないと思うから。
それに何となく、何となく……彼だって
撫でていた相手が実は女の子でしたって、
気まずくなるだろう。正直私も恥ずかしい所。









「………A、その時悠仁に何かされた?」




「へぇぁッ!!?な、何もされてない!!です!!」









思わず声が上擦った。その声を被せるように
強く反論する事は、逆に五条を怪しませた。
ずっと追及してくる彼に対して
避けていると五条は話を切り替える。









「まあ、話はそれだけって訳じゃないよ。今日彼に
返事を聞きに行くから、Aも恵と一緒においでよ」




「…何の返事ですか?」




「彼を高専に誘ったんだ☆」









本日2度目の衝撃事実が与えられた。









 














 




同じように五条から電話を貰った伏黒と共に、
A達はタクシーで言われた場所に向かっていた。









「…ふぁ………」




「…眠いなら寝てるか?着いたら起こしてやる」




「ううん、大丈夫。それに、寝たらまた
1時間くらい起きないと思うから…そっちの方が大変」




「は?」









タクシーの後部座席。

どうせ五条に起こされたんだろうと、
欠伸をして眠そうにするAに声をかける伏黒。
断ったAは更に衝撃的に、自分は
目が覚めてから1時間ほど経たないと
完全に頭が起きないなどと言い出した。
学校などで遅刻した事がないと聞いてみれば、
普段は 起床時間の1時間前にアラームをかけているとか









「オマエ、そんな朝弱かったんだな…」




「こればっかりはどうも治らなくて…」

80.同情→←78.最悪の目覚め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
222人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 虎杖悠仁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

結祈華(プロフ) - カノンさん» 好きと仰って下さりありがとうございます!嬉しすぎました!これからも頑張らせて頂きます。 (2023年1月27日 23時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - いえ!修正ありがとうございます!とっても好きなのでこれからも頑張ってください! (2023年1月27日 17時) (レス) @page31 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - カノンさん» カノン様。そうですね…間違えておりました。9ページの方を訂正させて頂きます。コメント及びご指摘頂きましてありがとうございました。 (2023年1月27日 11時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - コメント失礼します。アニメ第1話部分で亡くなったのは、おそらく虎杖悠仁の祖父だと思うのですが… (2023年1月27日 11時) (レス) @page30 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結祈華 | 作成日時:2022年12月31日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。