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rumor,141 ページ6

1人の女子生徒の言葉に、私は強く反論する。




何で私が佐野を奪わなくちゃなの。


そもそも、佐野に
唯さんと付き合えって私が言ったのに。


……そう、だよ…

私が望んだ事なんだ…2人が付き合う事は









「とにかく______」




「!」









 









ドンッ









 









色々考えていて、下を俯いていた私。


そんな私がハッとして顔を上げてみれば
その瞬間、私は前にいた1人の女子に
体を強く押され、

体がよろけた私は
背中から壁にドンッとぶつかった。




いった……地味に痛いな…

押すの強すぎない?この子……


背中のジンジンした痛みを感じながら
私は女子達を見る。









「佐野くんと話さないで」




「…………話さないでって、私には、関係ない…」




「は?」









壁に突き飛ばされた事に対して
私は少々怒りが湧き上がっていた。


どうして……私がこの子達に
ここまで怒られなきゃいけないのか。


だって、私は佐野から離れようとしてた。


それなのに、佐野が…
あいつが勝手に私に付き纏うんだ。


何で私が怒られないといけないの…









「…私は!
唯さんと佐野を…2人の邪魔なんてしたくない!!

でもあいつが…」









 









 









『おまえがどんなに離れて逃げようと、
オレは絶ッ対離れねぇし追いかけ続けるから』









 









 









「佐野が!私に付き纏ってくるんだよ!!」









手にグッと力を入れて、
目をギュッと閉じて…目の前の彼女達に叫ぶ。


もうこれ以上私に、
"佐野が佐野が"って話しかけるのはやめて。









「ッ、佐野くんは唯ちゃんと付き合ってるの
2人は好き同士なの!

それなのに、あなたが何かしない限り
佐野くんがあなたと話すわけない」









当然だけど、聞く耳なんて持ってない。


…でも、私だって分かんないんだよ

佐野が……何で私に付き纏うのかって


……………私は、あいつに振られた相手なのに。









 









 









 









「何してんの」









そんな時、1人の女子が
このトイレへと入ってきた。


私は前を向いて、彼女達は後ろを振り返る。


そこに立っていたのは……









「凛、さん…?」




「佐伯さん」









凛さんがそこにいた。

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加藤 - ほんとにこのお話好きです((頑張ってください!!待ってます!(^^) (2021年10月10日 4時) (レス) id: e4bf03ea74 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - 加藤さん» 面白いお話なんて言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!!更新出来る様に頑張っておりますのでもう少しお待ち下さい!コメントありがとうございます!! (2021年10月9日 22時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
加藤 - とても面白いお話で更新されるのが待ち遠しいです!楽しみにしてます (2021年10月9日 9時) (レス) id: e4bf03ea74 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - がーべらさん» そうなんですよ、限界が…()オールおっけぃですか!なら良かったです(オイ)今後の展開に色々悩んでおりますが、お待ち頂けたら嬉しいです!いつもコメントありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - みーさん» いえいえ、そんな…!あっちこっちでコメント嬉しいですよ!!ありがとうございます!!えっ、えっ!!?伝わりました!!?()マイキーと千冬の2人に少しでも重ねられたらと思ってたのですが…みー様に伝わって嬉しいです!ありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年9月19日 0時

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