検索窓
今日:20 hit、昨日:11 hit、合計:266,070 hit

rumor,170 ページ50

「〜ッ、嬉しい!私も同じ事思ってたの!
Aさんは私にとっても最初のお友達!
大好きで大切な子!」




「わっ、唯さん!
クリーム!落ちる!落ちちゃう!!?」









シュークリームを持ったまま、
唯さんは突然私に抱きついてきた。


うん、可愛い……じゃなくて!
クリームが落ちる!マジで!


"あ、ごめんね"と言った唯さんは
パクッとシュークリームを急いで食べた。


私もそんな唯さんを見ながら
シュークリームを口にする。









 









 









『あの子にとっては、
あんたが本当に大切な人なんだって』









 









 









「(…凛さんの言ってた事、本当だった)」









昨日言われた凛さんの言葉が私の頭によぎる。


ただのクラスメイトだって…
ずっと、そう思われていると思ってた。


でも、違った…

凛さんの言うように、
唯さんは私のことを大切だって…

私の自惚れなんかじゃなくて、事実なんだ。


あの日のことなんて
忘れられてると思ったのに…

覚えててくれてたなんて、
唯さんはやっぱり優しいな…




そのままシュークリームを食べ終えた私達。


美味しかった…と余韻に浸っていると
唯さんが口を開いた。









「……ねぇ、Aさん。私、怒ってないよ?」









ドクッと、心臓が鳴ると全身が硬直する。


唯さんは続けて、"あの日、トイレの事"と
小さく口にした。


……凛さんに叩かれた頬を
唯さんがわざわざ持ってたタオルを濡らして
私の頬を冷やそうとしてくれていたのに
私はその手を振り払った。


あの時の事を言ってるんだ。









「あの日からAさんに
避けられてる気がして…

私、何かAさんに悪い事しちゃってた?」




「き、気のせい、だよ…
私別に避けてるつもりないって」









貼り付けた笑みは、唯さんに見破られてないだろうか。


少し不安ながらも私は笑顔を浮かべる。


……嘘、本当は避けてた。


でもさ、私だって
唯さんを避けるの苦しかったよ。


それに、避けたくなくても
体は逃げようって思って動いちゃう。




理由なんて、言えるわけがない。


唯さんを見てると、
どうしても佐野との姿を思い出してしまう。









_____________________________________________




申し訳ありません、
中途半端ですが続編に移行させて頂きます。

(展開が遅くて、無駄に文字数多くて…本当にすみません)

この小説の続きへ→←rumor,169



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (285 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2257人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

加藤 - ほんとにこのお話好きです((頑張ってください!!待ってます!(^^) (2021年10月10日 4時) (レス) id: e4bf03ea74 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - 加藤さん» 面白いお話なんて言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!!更新出来る様に頑張っておりますのでもう少しお待ち下さい!コメントありがとうございます!! (2021年10月9日 22時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
加藤 - とても面白いお話で更新されるのが待ち遠しいです!楽しみにしてます (2021年10月9日 9時) (レス) id: e4bf03ea74 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - がーべらさん» そうなんですよ、限界が…()オールおっけぃですか!なら良かったです(オイ)今後の展開に色々悩んでおりますが、お待ち頂けたら嬉しいです!いつもコメントありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - みーさん» いえいえ、そんな…!あっちこっちでコメント嬉しいですよ!!ありがとうございます!!えっ、えっ!!?伝わりました!!?()マイキーと千冬の2人に少しでも重ねられたらと思ってたのですが…みー様に伝わって嬉しいです!ありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結祈華 | 作成日時:2021年9月19日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。