rumor,56 ページ12
「……マイキーくんの、彼女？」
「違う、やめろ、2度と口にすんな」
「あ…いや、悪ぃ」
「あー、違う
キミに怒ったってしょうがないのにね」
学校でもそれに近い噂が流れてるから
ムシャクシャした気持ちと怒りを
金髪くんにぶつけてしまった。
いけない、いけない…
「私はただの、友達。
佐野と同じ学校の同級生、クラスは違うけどね」
「同級、生…」
「どう？分かってくれたかな、金髪くん」
「金髪くんじゃねぇ……です」
同級生、その言葉に
何でか金髪くんは驚いていた。
その後は、取ってつけたような敬語…
…敬語？
「…何で急に敬語？」
「マイキーくんと同級生ってことは
中3…ですよね。オレの1個上…です」
「キミは歳下だった、わけか…
…ごめん、下には見えなかった」
本当に、見えない。
だってさっき、
私を抱えてくれたんだよね、キミ
行動力が半端じゃないよ？
それに、何と言ってもその口の悪さ…
うん、始めからタメ口だったし
同い年レベルに見えたな…
「オレは貴方の事、
歳上には見えなかった…、です」
「どう言う意味だコラァ」
金髪くんの言い分もまぁ、わかるよ
子供っぽいよね、うん、自分でもそう思う
学校の後輩達からも
先輩っぽくないですね、とか言われるもん
分かるよ。
…でも私、そんな歳上に見られてないのか…？
「はぁ……先輩っぽくないのは分かってる」
「自覚ある…んですね」
「あ"ー、その取ってつけたような
敬語いらない…
さっきみたいにタメ口で良いから
私気にしないし」
「！おう！分かった!!」
多分、この子は私の事を
今も変わらず歳上に見てない。
だから、敬語を使う事を躊躇ってるんだよね
……だから、そんな切り替え早いんだねキミ
「やっぱこっちの方がいいわ
先輩って感じしねぇし」
「…ねぇ、傷つくから、やめよ？
自覚あるから。割と気にしてんだから」
「気にしてんだ」
私のメンタル削ってくる金髪くんは
楽しそうに笑って話してくる。
…なんかこの感覚、前にもどっかで…
あぁ、佐野か、佐野だ。
あいつ、私のメンタル
色々削ってきては楽しそうに笑って…
…ってことは、東卍って
割とこういう人多い系？
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結祈華(プロフ) - くりすさん» コメントありがとうございます！良すぎますか!!?嬉しいです!!w千冬オチも作ろうかなとか考えたりしちゃってたり…((楽しみに待って頂けたら嬉しいです！これからも宜しくお願い致します！ (2021年9月6日 1時) (
レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - がーべらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるのは嬉しすぎます！マイキーくんも千冬も良いですよね!!オチは2人作ろうかなとか悩んじゃってます((これからも宜しくお願い致します！ (2021年9月6日 1時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
くりす(プロフ) - 千冬良すぎますねwこれは千冬落ちバージョンもみたい位続きが楽しみすぎますぅぅ (2021年9月6日 1時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
がーべら(プロフ) - 小説の流れがすごい好みすぎて、読めば読むほど味が出て、いつも更新を待ってます！！マイキーも千冬も大好きなので、どちらのおちも見てみたい！！素敵な小説待ってます♪ (2021年9月6日 0時) (レス) id: 55cfc2b408 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - 春風駘蕩さん» ごりせめの千冬くんでございますッ!!!!!書きながら、千冬オチもありかなと考えたり…((コメントありがとうございます！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2021年8月25日 23時
