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rumor,31 ページ35

「うん、まあ……
てか、何で私の名前呼び捨てなんだよ」




「え?
おまえだってオレのこと呼び捨てじゃん♡

Aってば、だーいたん♡」




「………うっっっざ、
私の場合はおまえの名字な?名前じゃねぇ」




「じゃあ、Aもオレのこと
名前で呼べばいいじゃん!マイキーって♡」




「調子乗んな」









何となく、佐野に対する返し方が
今日1日だけですごく分かった。


何というか…佐野の取り扱い方?


話して1日も経ってないのに
こいつのコミュ力すげーとも思った。


きっと、今の私のこの態度は
佐野に対して正解なのだろう。


他の男は分からんけど。









 









 



















 









 









次の日_____


朝、私はあくびをしながら投稿する。


ガラッと教室の扉を開けてみれば
パチリとこっちをみる明那と目があった。









「あ!明那、おはよ_____」




「おはようじゃない!!
何呑気なこと言ってんの」









ねっむ、そう思っていたのが
明那の勢いに吹き飛んだ。


席から立ち上がって一直線に来た明那は
私の両肩を掴んではゆらゆらと揺らしてくる。









「あ、あの…明那さん、朝から元気っスね」




「あんた、昨日のさ…」




「あ!そーそー
明那、昨日どうしたの?大変だったんだよ?」




「大変?………あんたの大変はこれからだよ」









"え?どういうこと?"と言うように
明那を見つめてみれば、

明那は"ほら"と
一つの女子グループが
教室の隅で話している方に顎を動かし
あっち見ろ、と言ってきた。









 









「ねぇ、昨日
佐野くんが街で 女の子と歩いてたんだって!!」




「えっ!?嘘!?彼女!?」




「それは分かんない…
でもでも!同じ制服だったらしくて
私達の学校の子みたいだよ!!」




「やっばー!誰々!?」




「ショックー…」









 









「……A?あれ、あんたの事でしょ」




「…は?どういう状況?」




「今まさに、噂になってる状況」









明那に聞いてみれば、

昨日の放課後、街を歩く
私と佐野の姿を同学年の子が見たらしい。


その子が友達に話して、
その友達から色んな人らに話したせいで
その噂が広がった。

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ゴリラの娘です - え、めっちゃ好きです! (2021年10月14日 23時) (レス) @page50 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 唯ちゃん、、、、ドンマイ、、、←おい (2021年10月14日 23時) (レス) @page50 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
もんぶらん - 唯ちゃんが可愛すぎる…可哀想に思えてしまう (2021年8月25日 20時) (レス) id: bc8417bdd6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し14774号(プロフ) - 唯さんがほんといい子すぎて、、、佐野と幸せになってほしいなぁ、、、 (2021年8月25日 19時) (レス) id: f66a78d23d (このIDを非表示/違反報告)
初心 - 明那男説…() (2021年8月24日 23時) (レス) id: 59a2c15811 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年8月13日 16時

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