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伏黒「……昔の方が良かった、なんて
誰に言われたんだ?」
貴方「…言われたわけじゃないよ
ただ、そう思っただけで…______」
伏黒「その原因って 五条先生だったりするか?」
貴方「……」
伏黒「…A」
伏黒の真剣な表情と声に、
Aは逸らしていた顔を 再び伏黒に向けた。
伏黒「俺はAが好きだし、
もちろん 五条先生じゃなくて俺を
選んで欲しいとも思う……でも______」
貴方「……恵?」
伏黒「______Aが決めた答えに
俺は何も言わない」
そう言った伏黒の顔は悲しくて…
でも、とても優しいものだった。
それはまるで、既に 自分の心の中に
答えがあるだろうと、わかっているようだった。
貴方「…恵______」
釘崎「なっ なんで皆 手ぶらなのー!?」
その場に遅れて現れた釘崎の声に
伏黒とAのその会話は終わった。
その釘崎は、キャリーケースを引いていて
何やら大荷物だった。
伏黒は 何もなかったように
釘崎に普段通りの顔を向けていた。
……自分の中で"答え"を
出さなければならない時間になっていた。
"焦らずに"、"ゆっくりでいい"
……でも どれも、
"時間が無限"ということではないのだから。
そんな気持ちを抱えつつ、
Aも釘崎の方に視線を向けた。
パンダ「オマエこそ なんだその荷物は」
貴方「遅かったけど……どうしたの、野薔薇……」
釘崎「どうしたのって…これから京都でしょ?」
釘崎は ポカンとした表情でそう言ったが、
むしろ Aたちがポカンだった。
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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます!これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します! (2021年2月2日 23時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…!いつも楽しみに読ませていただいてます!更新無理のないよう頑張ってください!! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月18日 1時