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五条「悠仁ー、何 Aと手を繋いでるのー?」
虎杖「あー、Aが部屋の前で困ってたから」
貴方「うっ」
五条「…へぇ〜…A、
聞き耳立ててたんだ〜…いけない子だね
______お仕置きしちゃおうかな?」
五条の楽しそうな笑みに、
Aは逃げるように顔を背けた。
それと同時に、虎杖はAの手を離した。
七海「水瀬さんが引いてますよ」
五条「イヤだなぁ…
あれはAの照れ隠しだって!!」
唯一まともな人がいてくれたと、
Aは少し安心感があった。
虎杖「それよりさ、」
五条「悠仁ー、僕のAへの愛情を
"それより"で片付けないで」
虎杖「え…そんなつもりなかったけど」
五条「んー、まぁ そうだろうね悠仁は…」
虎杖「なー 早く皆のとこ行こうぜ」
虎杖は"感動の再会"、"2年の先輩"、"京都校"と
わくわくを募らせ、目を輝かせていた。
五条「悠仁…もしかして ここまで引っぱって
普通に登場するつもり?」
虎杖「え 違うの!?」
五条「死んでた仲間が二月後
実は生きてましたなんて
術師やっててもそうないよ
______やるでしょ サプライズ!!」
虎杖「サプライズ…」
貴方「!ま、待って下さい!!」
楽しそうな笑みを浮かべる五条に、
ポカンとする虎杖に、それを止めるA。
貴方「五条先生のことですから、
そうなると思いましたけど…」
七海「…つまり、水瀬さんは
それを止める為に 朝早くここに来たと?」
貴方「ナナミンさん、よくわかりましたね」
七海「私の名前は"七海建人"です。
その呼び方はやめてください」
貴方「あ…すみません…悠仁がよく呼ぶもので…」
七海「虎杖君にも言ってるのですが」
虎杖「いやー、ナナミンはナナミンでしょ?」
交流会戦がある当日、五条が
虎杖を皆の前に登場させることは
前々から知っていた。
そして、五条のことだ。
素直に虎杖を
皆に会わせるわけがないということも
Aの中で何となく分かっていた。
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月6日 0時