モノクロの世界に光を。６【ナカノヒトゲノム】 (ページ18)

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～no side ～

スミレ「ナカノヒトゲノム？」

ヒノキたちはスミレに話をしていた。

ヒノキ「はい。マキノ君が

そのゲームをしていたかご存じないでしょうか」

スミレ「えー？どうだったかな…

ギャルゲーっていうの？ああいうのは

よくやってたけど…無表情で淡々と」

ヒノキ「あー…話が合いそう」

ヒノキが話すのをカズハとシンヤは

淹れてもらったコーヒーのカップに

口をつけてその光景を見ていた。

ふと横を見てみるとレモンが何かを噛んでいた。

その何か……タブレットのようなものだ。

シンヤ「あ…カズハさん、あれ」

カズハ「……まずいですね」

カズハとシンヤはカップを机に置くと

立ち上がり、レモンに近づいた。

シンヤ「だめだよおいたしちゃ」

カズハ「離しましょうね」

カズハがレモンを支え、

シンヤがタブレットを取った。

すると、タブレットの画面を見たシンヤが

目を大きく開けた。

カズハ「どうかしたんですか？」

シンヤ「カズハさん！ヒノキさん！

これ……！」

タブレットに写っていた文字、それは____

-おめでとうございます！

選ばれしカリスマ実況プレイヤーの貴方に

『ナカノヒトゲノム』クローズドステージの

プレイ権限を与えます

なお、この権限は放棄・譲渡等ができません

これよりお迎えにあがります-

という画面だった。