僕の兄は宮城にいます【ハイキュー!!】【黒子のバスケ】

第１９話「宮城に来たワケ」 ページ21

ー現在ー

澤村「黒子ッ！？」

菅原「どうしたの！？」

知り合ったばかりだが、その顔を見ると安心してしまった

黒子「兄さんが兄さんが……！」

緑間「落ち着け黒子。――――少し事情があって、Aさんは意識を失っています」

澤村・菅原「！？」

澤村「……分かった。部屋に連れて行こう」

緑間「お願いします」

Aを渡した

緑間「黒子、お前はAさんといるのだよ」

黒子「え……？」

緑間「傍にいてやれ」

黒子「！」

菅原「俺田中達に言ってくるから！」

澤村「頼む！」

黒子「……緑間くん」

緑間「……」

黒子「ありがとうございました」

ペコリと頭を下げた

緑間「……ふん」

高尾「真ちゃんやるじゃーん」

緑間「うるさいのだよ高尾。帰るぞ」

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田中「！？スガさん！？」

菅原「ちょうど良かった！部屋に敷布団敷いてくれ！」

田中「え？」

菅原「黒子がいろいろあってさ！寝かしてやらないといけないんだっ」

田中「わ、分かりました！」

慌てて敷布団を敷いた



澤村「よっ……と」

Aを布団の上に寝かした

田中「どうしたんですか！？」

菅原「分からない……けど、説明してくれるよな、弟くん」

黒子「……はい」

一息吐いて、話し出した

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黒子「と、言うわけなんです……」

田中「俺が一発あいつを！」

縁下「殴るなよ」

西谷「なんで止める！だって、Aが」

縁下「そんなので収まる問題じゃない」

西谷・田中「う……」

菅原「黒子、ワケアリで宮城(こっち)に来たって言ってたんだ。その訳……教えてくれるか？」

黒子「……兄さんは……小学生の頃、その……さっき話をした人に裏切られたんです」

全員「！？」

田中「やっぱりアイツッ！」

飛び出そうとした田中と西谷を縁下が抑えた

西谷「止めるなッ力ッ！！」

縁下「落ち着けッ！お前らの気持ちは分かる。けど、今はそんな事をしてる場合じゃないだろ」

田中・西谷「……」

黙って座った

黒子「……その後、兄さんは体調を崩し、学校へ行くのもままならないくらいでした」

全員「……」

黒子「中学は幸い、彼とは別の中学だったので何とか通ってはいました……と言っても、毎日、というわけではありませんでした」

菅原「……だから、誰もいない宮城(こっち)に来たってわけなんだね？」

黒子「はい……そうです」

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