【男主】虹の８色目【Fisher's】

男主's kitchen3 ページ40

(モトキ視点)


着々と出来上がりが近づいてくる肉じゃが…

Aの手作りって考えただけで楽しみだ。

しかもすごい手際いいんだよなぁ…あんまり自炊しないってきいてたけど…上手じゃん。



「はいっA特製っ！肉じゃがの完成〜っ」

「うおー！めっちゃうまそう！！」

「すげぇ！ちゃんと肉じゃがだ！！」



目の前に出された肉じゃがらしい肉じゃがに場が湧き立つ。

程よく煮崩れしてホクホクのじゃがいも、しっかり味も染みてそうな良い色合いの上にスナップえんどうの緑が映える。

すごい美味しそうな香りに思わずお腹が鳴る。



「いただきまーす！
……ん？…ん"っごほっ…！ぅ…甘い…！？」



一口食べた……なんか、甘い…？

咀嚼すればどんどん出てくる肉じゃがとは思えない甘みにじゃがいもが喉に詰まりそうになる。



「！？モトキ平気か！？お茶！」

「えっえっ、甘いの！？…ん"ん"…！！」

「ザカオまで！…う"…！Aこれ何入れたんだよ！？」



Aが心配して渡してくれたお茶で喉の甘みを一気に流し込む。

ザカオとシルクも肉じゃがを食べてむせているけど…そう、なぜかすごく甘い。



「えっ、だし、醤油、みりんと砂糖だけど…」

「砂糖入れすぎなんじゃない！？甘い！！」

「えー？…あー、ちょっと甘すぎか…。」

「ちょっとじゃなくないか！？！？」



俺たちの反応に不思議そうに肉じゃがを一口食べるA。少し甘いかも…というその言葉に皆で驚いた。

どうやらAは手先は器用だけど…味音痴だ…。

結果、とても面白い動画になった。


--セカンダリ--

「A、髪むすんでるのも似合うね。」

「お、そーか？じゃぁいつも結ぼうかな…。
最近邪魔だったから切ろうか迷ってたんだよねぇ。」

「「「それはダメだよ！」」」

「えっ」

「だってそんな綺麗な髪切ったらもったいない。」

「俺も好きだもんAの髪。」

「俺も。」

「え、なんか…照れるな、ありがと…」

(((顔赤くなってる…)))




---プチっとアトガキ

はい、ということで、男主くん。
実は味音痴でした説ー。

彼は手先が器用だから、すごく見た目美味しいものが作れますが、味付けが壊滅的でした…

基本甘党ということですね。

料理できるのか気になる！とリクエストしてくれたメルヘンさんありがとうございました(*´-`)

まだまだ動画の案などお待ちしてるのでコメントいただけると嬉しいです^ ^

りんご食べるの早いやつは新世界の神になるらしい→←男主's kitchen2

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