諦める選択肢なんて ページ30
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(ホークスside)
とんだ失言を犯してしまったあの日から1ヶ月が経つ。
Aさんから連絡は来ない。
「なんで何も送ってこないんですかねぇええ！！」
1ヶ月ぶりにお邪魔したファットさんの家で、俺とファットさんは2人で飲んでいた。
「そりゃあいつからは送れんやろ。気持ちも追いついとらんし、お前のことも気ぃ使っとるんや」
「気使うって…なににですか」
「23歳のNo.2ヒーロー。今一番勢い乗っとるこの時期に自分なんかが邪魔できん思とるみたいやで」
「バカですよねぇ…そんなの関係ないのに」
グビ、と缶ビールを飲み干す。
それを見たファットさんが、冷蔵庫から新しく取り出した缶ビールを持ってきてくれプシュッと開けた。
「こっちは覚悟決まっとんスよ」
たぷたぷと中身を揺らしながらため息を吐き出す。
こんなため息ももう何回目だろうか
「確かにね、しつこく攻めすぎた感はありましたよ。でも仕方なくないですか？こちとら10年も片想い拗らせてんすから」
「…こんなこと言うんもアレやけど、Aの口からホークスの話聞いたことはなかったなぁ」
「あー…そうでしょうね」
段々と悲しくなってきた
「あの人今までに年下いました？」
「俺が聞く限りはおらんかった」
「あ"ーーーーー」
もうダメだ。俺のライフがゼロになってしまう
項垂れてテーブルに伏す。
真っ暗な視界の中で目を閉じAさんを思い浮かべた。
ずっとAさんに会いに行くのを我慢していた
事務所を立ち上げた時も、No.2になった時も、今はまだだって
約束どおりの男になるためにただひたすらに努力して頑張っていたのに
その間他の男といるわ会って気持ち伝えれば断られるわ
散々すぎる
それでも
目を開け身体を起こす。
「やっぱ俺にはあの人しかおらん」
ファットさんは優しく笑ってくれた。
「端から諦めるつもりなんてないんやろ。ならまた早くアタックしていきや」
「ですね。また他の男にとられでもしたら今度こそガチギレしますし」
「あいつ意外とモテるからなぁ」
「意外とってなんですか！モテて当然でしょあの人。ファットさん今までAさんに手出したりしてません？」
「アホか。そんなんしてたらとっくに縁切れとるわ」
呆れたように笑ったファットさんに安堵し、その後も何本か酒を空けた後今夜も2人で風呂に入った。
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sana＊(プロフ) - ひなさん» ひなさんありがとうございます😭💖新しい作品あげるなり未完作品更新するなりしたいのですが中々纏まらず🥺また活動再開できるよう日々妄想しながら頑張ります😭🙏 (1月7日 15時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 1番好き。何度も何度も読み返してる。 (1月3日 23時) (レス) @page50 id: 2495f1671d (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ちゃこさん» 初めまして！コメントありがとうございます😳やったぁあホークス推しが増えました！☺️年下ハンパないですよねぇ🤤楽しんでいただけてよかったです！ありがとうございました！😂💖 (2022年6月18日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 初めまして！ホークス…実はそこまで関心無かったのですが、コレはいかん…このホークスは！やばい😭‼️💕💕年下の破壊力…ま〜幸せ貰いました🙏面白かったです‼️推します😂‼️💕 (2022年6月18日 15時) (レス) @page50 id: e4e61dc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 叶花さん» 嬉しいコメントありがとうございます！😳💖私も初登場から心奪われました😂たくさん読んでいただきありがとうございます！朝チュン好評でしたので続編書きたいなとは思っています！笑 先になるかもしれませんが是非また読んでくださいね😊 (2021年11月29日 2時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年8月30日 17時
