時間をください ページ11
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(ホークスside)
「んぁッ、ちょ、待っ…」
さっき知った弱点の耳を執拗に舐めていると、すぐにAさんは涙目になって声を上げた。
「やら…ッ、みみっ、やめ…！」
俺の髪を掴み引き剥がしたいんだろうけど、抵抗するにも力が入らないその手はただ添えられるだけの存在となっている。
「ひぅっ、ん、ン…ッ」
我慢ならず手の甲で口元を押さえたらしい。くぐもった声が洩れ出る。
「声出してくださいよ」
一度耳から離れ、押さえられていた手を取る。
「や、やだ…っ！まぬけすぎるッ」
ぷはっと息を吸ったAさんは真っ赤になってかぶりを振る。なにそれ、俺虐めてるみたいじゃん。
まぁ、正直少しひどくしてる自覚はある
だって他の男と付き合ってさ
俺と出会う前ならまだしも、あの約束した後に
ひどいのは貴女でしょ
俺はずっと貴女だけを見てきたのに
手をシーツに縫い付ける。
晒された白い首筋に舌を這わせ、そのままゆっくりと鎖骨までおりて周辺にかぷりと噛み付いた。
「あぅッ、ん…」
ちぅ、ときつめに吸い付くとビクッと身体が震えた。
「んっ、ぃた…！」
唇を離してそこを見れば、真っ赤なキスマーク。
真っ白な雪の中に咲いた花のようだった。
乱れた髪。頬を染め濡れた表情で見上げるAさんはとても扇情的で。
「貴女だって、綺麗になりましたよね」
「…え、」
「10年前も綺麗でしたけど、今のがもっと綺麗」
つつ、と胸の間から下に指を滑らせる。へそ辺りでバスローブの中に手を入れ脇腹をひと撫でした。
「ッ、ぁ…」
「どこ触っても敏感なんですね」
「〜〜〜ッまって！」
パシッと手を掴まれる。
「じ、…時間をちょうだい！！」
「は？」
「整理できてない…ッ、心の準備が、追いつかないから…！」
「……」
「あと6歳下の後輩にこんなん…いたたまれない…」
恥ずかしそうに涙目で言われてしまえば仕方ない。
スッと手を引っ込めAさんを抱き起こす。
「いつまで待てばいいんですか」
「いつまで…とかは、わかんないけど、」
「俺は我慢しませんよ。逃しませんから」
ひく、とAさんが肩を震わせる。
10年も待ったんだ。この人のためにここまできたのに、逃してたまるもんか。
「覚悟しててください」
そう言って、おでこにキスをした。
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sana＊(プロフ) - ひなさん» ひなさんありがとうございます😭💖新しい作品あげるなり未完作品更新するなりしたいのですが中々纏まらず🥺また活動再開できるよう日々妄想しながら頑張ります😭🙏 (1月7日 15時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 1番好き。何度も何度も読み返してる。 (1月3日 23時) (レス) @page50 id: 2495f1671d (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ちゃこさん» 初めまして！コメントありがとうございます😳やったぁあホークス推しが増えました！☺️年下ハンパないですよねぇ🤤楽しんでいただけてよかったです！ありがとうございました！😂💖 (2022年6月18日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 初めまして！ホークス…実はそこまで関心無かったのですが、コレはいかん…このホークスは！やばい😭‼️💕💕年下の破壊力…ま〜幸せ貰いました🙏面白かったです‼️推します😂‼️💕 (2022年6月18日 15時) (レス) @page50 id: e4e61dc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 叶花さん» 嬉しいコメントありがとうございます！😳💖私も初登場から心奪われました😂たくさん読んでいただきありがとうございます！朝チュン好評でしたので続編書きたいなとは思っています！笑 先になるかもしれませんが是非また読んでくださいね😊 (2021年11月29日 2時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年8月30日 17時
