泊めてください ページ12
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「ねぇもう助けてたいしろぉおおお！！！」
「なんやそんなおもろい事なっとったんかい」
あれから数日後、大阪に来た私はファットガムこと大志郎と居酒屋にて飲んでいた。
「しっかしホークスもやりよるなぁ」
「やりよるなぁじゃないし…あぁどうしよう…」
コミット姿の大志郎はパクパクとたこ焼きを口に放り込んでいく。よく喉つまらないな。
大志郎とは同い年で仲が良い。公安を離れた直後の意気消沈していた私を励ましてくれたのもコイツだ。
私に関西弁が混じるのも、大志郎と過ごした時間が長いから。
「付き合わへんの？」
「いやいやまさか。時間くれとは言ったけど、あんなのあの場から逃げるための口実やし…」
「悪いなぁ」
「だって急にそんなの言われても！10年も前の！しかも6つも下の！！かわいがってた後輩に！！！」
声のボリュームが大きくなっていくのを大志郎がシーッ！と宥める。
「はぁ…生意気に育っちゃって…」
カランとグラスの中の氷を揺らす。
そんな様子を見た大志郎はよしよしとぐしゃぐしゃに頭を撫でてくれた。
「結婚焦っとるんやろ。ホークスが結婚したいって言っとんやったら良い機会やし付き合ってみればええやん」
「そう言う問題じゃねーの。てか、あれは付き合ったら絶対もうどこにも行けない」
「10年かぁ。なっが…」
はぁ、と二人同時にため息をこぼす。
「あんな立派になったんだから、私じゃない方がいいのよ。あの子にこんなアラサーおばさんは勿体ない」
「俺はAさんがいいんですけどね〜」
シン…
「ほぉおおおおくす？！？！」
「ドーモ貴女のホークスです。あ、ファットさんもお久しぶりです」
ガタンと椅子から飛び退く。ヘラヘラした笑顔で手を振るホークスが私と大志郎の間に「失礼シマース」と割り込んで座ってきた。
「はぁ？！なんっ、何でここに！！」
「ん〜たまたま見つけちゃって」
たまたま…？いや、なわけあるか！
ストーカーでもされてんの？？怖すぎ！
「たいしろー、帰ろう…！」
「なに他の男名前呼びしてんですか。あ、ちなみにAさん今日ホテル一緒に泊めてくれません？俺とってなくて」
「自慢の羽で福岡帰れば？！」
「つれないなぁ」
ガシッと大志郎の服を掴む。
「ん？なんや」
「泊めて」
「はい？」
「たいしろ、泊めて！！」
絶対にホークスと二人になりたくない。
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sana＊(プロフ) - ひなさん» ひなさんありがとうございます😭💖新しい作品あげるなり未完作品更新するなりしたいのですが中々纏まらず🥺また活動再開できるよう日々妄想しながら頑張ります😭🙏 (1月7日 15時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 1番好き。何度も何度も読み返してる。 (1月3日 23時) (レス) @page50 id: 2495f1671d (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ちゃこさん» 初めまして！コメントありがとうございます😳やったぁあホークス推しが増えました！☺️年下ハンパないですよねぇ🤤楽しんでいただけてよかったです！ありがとうございました！😂💖 (2022年6月18日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 初めまして！ホークス…実はそこまで関心無かったのですが、コレはいかん…このホークスは！やばい😭‼️💕💕年下の破壊力…ま〜幸せ貰いました🙏面白かったです‼️推します😂‼️💕 (2022年6月18日 15時) (レス) @page50 id: e4e61dc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 叶花さん» 嬉しいコメントありがとうございます！😳💖私も初登場から心奪われました😂たくさん読んでいただきありがとうございます！朝チュン好評でしたので続編書きたいなとは思っています！笑 先になるかもしれませんが是非また読んでくださいね😊 (2021年11月29日 2時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年8月30日 17時
