十二話。 ページ14
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「A、暴れないでよー」
やだ、暴れる。
さとみくんと風呂に入るとかありえんだろ。これでも中身は女子高生です！
事の発端は数時間前＿＿。
『Aちゃん、そこでカップを落とすんだ！』
私はひなさん、みみちゃんの猫講座を受けていた。
猫らしくする方法とは…を教えてくれる素敵な講座だ。
ちなみにひなさんとみみちゃんには"元人間"であることは伝えている。
なんか意外と「へー」って反応だった、そんなもんか。
んで、なぜかは知らないけどひなさんに、さとみくんがパソコンで作業している時に
コーヒーのカップを落とせって言われたのよね。
だから落としたら…。
「えっ？A！？」
さとみくんは驚いてた。
おん、まあそうでしょうね。
で、なぜかそのコーヒーは私にかかった…。
アイスコーヒーで良かった、まじで。
ホットだったら今頃大やけどだったな。
で、私をお風呂に入れるって言う事になって、
現在進行形でそれを食い止めようとしてるの。
「ほらA落ち着いて！大丈夫だから…」
「フニャァァアーー！！」
嫌だ嫌だ、さとみくんとお風呂なんて嫌だ！
「大丈夫、ね？」
そう言ってさとみくんは私を風呂場に押し入れた。
酷いなー、無理やりじゃない。
そしてついに…
ｼﾞｬｱｱｱｱｱｰ！と
シャワーの放水口が私に向けられた！！
「ンニャアアーーーーー！」
私は思いっきり大声で鳴いて、風呂場の扉を爪でひっかく。
でも全然出れそうにない。
あ、終わった。
私これからさとみくんとお風呂に入って、JKとしての魅力を一つ失うんだわ。
…と、思ったんだけどな。
期待の一つや二つくらいしてなくもなかったんだけどな。
やましいことは何一つなく、さとみくんは服を着ていたし、
シャンプーで体をちょっとだけ洗って終了。
女子高校生だからこその期待なのに鈍感かよ。
まあでも見た目は猫だもんね、やましいことなんてしようとも思わないわよね。
それにしても濡れた毛が体にまとわりついてちょっと気持ち悪い。
うーん、猫も大変だなあ。
私が風呂から出てリビングにいると、
『そういう時、猫は自分の体を舐めるんだよ』とみみちゃんの声が聞こえた。
舐めっ！？…いやでも猫はそんな感じよね…。
でもせっかくお風呂に入って綺麗になったのに…。
私が戸惑っていると、さとみくんがタオルで拭いてくれた。
ありがとう、飼い主さま。
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影の黒鷺 - 絵宙(えそら)さん» ユーザー認証…私が見るときには出てこないんですけど…どうなんでしょう。こちら側としては設定していないので、運営さんのバグですかね…。運営さん…(´;ω;｀) (2020年5月26日 16時) (
レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - ユーザー認証が必ず出てくるんですが私だけですか…？(´ ; ω ; `) (2020年5月26日 10時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 影の黒鷺さん» 私の小説も読んでくださってたんですね！とても嬉しいです泣 これからもお互いがんばりましょーね！ (2020年4月11日 14時) (レス) id: 7e1be6dd9a (このIDを非表示/違反報告)
影の黒鷺 - ゆらさん» そんな風に言っていただいて本当に感謝しかないです…！私もゆらさんの小説が大好きでいつも見させていただいております。応援ありがとうございます、励みになります(*´ω｀*) (2020年4月10日 22時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 黒鷲さんの作る小説って、キャラ設定がしっかりしているうえに、それがブレちゃわないところがすごいと思います。。。夢主ちゃんのツンデレな性格がとても可愛いんだけど、さとみくんと気持ちがすれ違っちゃうともどかしくなっちゃいますねｗこれからも応援してます！！ (2020年4月10日 21時) (レス) id: 7e1be6dd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影の黒鷺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kagenokurosagi/
作成日時：2020年4月3日 15時
