【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士4

波紋141 ページ6

すっかり日が落ち夕餉の席

鶯丸さんの紹介をして皆一斉に夕餉を食べ始めた

どうやら三日月さんと鶯丸さんは一緒に食べるようだ

うむ、仲がいいのはいい事だ！

そしていつも私は短刀達と食べているが、今日だけ大倶利伽羅さんの隣で食べることにした

お世話になったし御礼をもう一度言いたいっていうのもあるけど…もう少し仲良くなれたらいいなぁなんて淡い考えも抱いている

中々話す機会も無いしね；



大倶「…………(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)」


『あの…今日はありがとうございました』


大倶「……あぁ」


『………；(会話が続かぬ！！)』



無言で食べ続ける大倶利伽羅さんは全く話をしてこないし…

まぁ大樹さんの処の大倶利伽羅さんが"慣れ合うつもりはない"って言ってたしなぁ

その後鶴丸さんに全力で慣れ合われてたけど；

もしかしたらあまり他の人と関わりたくないのかも



『(た…食べ終わってしまった；)』



結局最初言ったお礼以外の会話は無し

かなり残念ではあるが食べ終わった食器を片付けその場に戻ってくる

今夜は鶯丸さんが来たお祝いにデザートがあるらしい



『デ、デザートなんでしょうね？』


大倶「………」


『私甘いものが好きなんですが大倶利伽羅さんは甘いものお好きですか？』


大倶「………あぁ」


『楽しみですね！』



………………会話終了

なぁぁにをやってるんだ私はーーー！！！

頑張れ私！出来るぞ私！！！

頑張って何を話そうか内容を考えていると目の前にプリンが置かれた

oh…私の大好物ではないか…

もう秒でしたね食べるの

食べ終わったプリンの余韻に浸っていると、隣から視線が…



大倶「…好きなのか？」


『え！？あ、はい！！大好きです！』



するとまだ手の付けられていない大倶利伽羅さんのプリンが目の前に差し出された

驚いて大倶利伽羅さんを見るとﾌｲｯと顔を逸らされた

なんかショック



『た…食べてもいいんですか？』



大倶利伽羅さんは一度こちらを向いて無言で頷き、また顔を逸らした

本当に食べていいのか躊躇したがプリンの誘惑に勝てずパクリと食べ始めた

ん〜…おいしい！！



大倶「………(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」


『？』



食べている最中に大倶利伽羅さんに頭を撫でられたが意識がプリンに集中していたので続けて食べていた



光忠「(あの倶利ちゃんがっ！！)」



そんな様子を見ていた光忠は一人感動していたとか…(笑)

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