波紋156 ページ23
道を歩いていた子供に、マスクをした女性が
「わたし、綺麗?」
と聞いてきたんだ
その子は困惑しながらも
「綺麗」
と答えた
しかしその女性はマスクを外すと
「これでも〜?」
と言いながらその子供を追いかけた
その姿に驚いた子供は急いで逃げる
しかしその女性の走る速度はかなり早く、その子供は捕まってしまった
そしてとても大きなはさみを取り出し…
青江「自分の口が裂けているように、その子供の口をはさみで裂いたんだ」
短刀「……………(ガクガク」
『(口裂け女かぁ…懐かしいなぁ)』
怯えて自分に引っ付いてくる短刀達を見て苦笑い
確かべっこう飴をあげるか…ポマードポマードって唱えれば大丈夫じゃなかったかな?
薬研「なぁ…もし"綺麗じゃない"って答えたらどうなるんだ?」
青江「それでもはさみを持って追いかけられて…口を裂かれてしまうよ?」
厚「じゃ、じゃあどうやって逃げるんだよ!!」
『口裂け女はね、べっこう飴が大好物なの…それをあげて食べている間に逃げるか、"ポマードポマード"と唱えると嫌がって逃げてしまうの』
五虎「ぼ、ぼ、僕覚えておきます!!(泣)」
青江「おや?レイはこの話を知っていたのかい?」
『えぇ、何度か聞いたことありますし…本にも載っていましたから!』
青江「おや…それは残念」
『でも短刀達はこの通り怖がってますし;』
青江「ではもう一つとっておきの話をしてあげようか?」
短刀「もういい!!(泣)」
そう言って皆は布団の中に隠れてしまった
小夜君は私に引っ付いたまま離れないし…
薬研は苦笑いしながら弟達の面倒を見ている
『青江さん、今日は態々ありがとうございました』
青江「いや?いつでも呼んでくれて構わないよ?」
『じゃあ小夜君、江雪さん達のところまで送ってあげるよ』
小夜「………(コク」
青江「もう夜だし…僕も一緒に行こうかな」
『ありがとうございます』
短刀達におやすみ〜っと言うと小さくおやすみなさい、と聞こえてきた
声が震えているから今日は厠に一人で行けない子が続出するだろうなぁ;
江雪さん達の部屋に小夜君を届けると、小夜君は直ぐに江雪さんの背中にくっ付いてジッとこちらを見ていた
怖かったんだ…;
江雪さん達に挨拶をして青江さんと部屋に向かう
その途中で何故か寒気がして後ろを振り向いたけど何もない
気のせいだろうと思いまた前を向いて歩いた
289人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 妖奈さんありがとうございます☆もちろん続けますよぉ!!応援ありがとうございます( ´∀` )これからも頑張りますね! (2016年8月8日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
妖奈 - 続編決定ですか!?頑張って下さい!応援してます!(*´ω`*)何回もコメしてすみません! (2016年8月8日 0時) (レス) id: ba4810b962 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 妖奈さんコメありがとうございます!無事帰って来たので更新を再開します( ´∀` )お楽しみに☆ (2016年7月31日 14時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
妖奈 - 大丈夫ですよ!何とかなりますって!(*´∀`) (2016年7月30日 23時) (レス) id: e4ab05e817 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 全力で頑張りますね!!4章で終わらない気がしてならないのですが(泣)温かい目で見守っててください! (2016年7月24日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年7月20日 19時