【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士3

波紋115 ページ29

あの後、大樹さんと一戦手合わせをして本丸に帰還した

念の為連絡先を交換もした(スマホ持ってて良かった…)

…あの話を本丸の皆にした方がいいのだろうか？

脱獄した人達の目的が分からない以上こちらも身構えておく必要があるよね…

大樹さんだって警戒してたし



『一期さん…先程の話を皆さんにしておいた方がいいのでしょうか？』


一期「そうですね…相手の目的が分からない以上、我々も警戒する必要がありますし…」


『そうですよね…』


一期「皆には私から伝えておきましょう、レイ殿は早くお休みになられてはいかがですか？」


『大丈夫です！』


一期「まだ顔色が悪いですよ？何も心配いりませんからお休みください」


『う〜ん…分かりました、お言葉に甘えさせていただきます！』



お礼を言って自分の部屋に戻ろうと思った時、もの凄い速さで長谷部さんがこちらに向かってきた

流石機動力NO1ですね…；



長谷部「主！！もうお戻りになられたのですか？」


『今日は色々ありましてね…皆さんを大広間に集めていただけますか？』


長谷部「はい…それは構いませんが、何があったのです？」



今ここで説明すると長くなるよね…

でも一期さん任せにしていいのかなぁ？

…私より説明上手いんだから大丈夫よね



『私は少々部屋で休ませていただくので…詳しい事は一期さんから窺ってください』


長谷部「分かりました、お部屋までお送りします」


一期「長谷部殿は皆を集めてもらえませんか？私がレイ殿を部屋までお送りいたします」


長谷部「主の近侍としてそれを任せるわけにはいかない」


一期「ですがその主が皆を集めて欲しいと言っているのですぞ？」



ああもう…

どうしてこんな険悪なムードになってるの！？

はぁ…やっぱり近侍は無しにしようかな

でもいざという時の為に絶対近侍を付けていた方がいいって三日月さんが言ってたしな…

いっその事言い出しっぺの三日月さんにやってもらおうかな；

でも三日月さんに仕事を手伝ってもらうわけにはいかない…てか無理

絶対達筆すぎて読めない、私が！



『ではお二人で皆さんを集めてください、私は一人で戻れますから！』


長谷部「しかしっ！」


一期「何かあったらどうするんです？」


『むしろ本丸内で何があるというんですか…大丈夫です！私はそこまで子供じゃありません！！』



そう言ってその場から走って逃げた

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