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波紋9 ページ10

一期さんがこれは似合うのでは…と呟いていた物をコソコソメモし、お店も調べた

外を確認するともう夕方で雨は上がっていた

出かけるにしろ一期さんの服は洗濯中…

私は少し席をはずして祖父が暮らしていた部屋に向かった

タンスを開けると様々な着流しが入っている

…本当は片づけないといけない物だが、片づける事が出来なかった

もう祖父は居ないのに



『あ…この青色好きそう』



私は一期さんに似合いそうな着流しを持って部屋を出た

リビングで本を見ている一期さんに着流しを渡すと首を傾げられた



『一緒に買いに行きましょう?弟さん達にもお土産を買って行ってあげてください!』


一期「いえ!そんなことまでして頂く訳にはっ!」


『薬研にも買って行ってあげて欲しいんです…突然消えちゃったし』



一期さんに着流しを渡し、私が部屋を出て鞄を取りに行っている間に着替えてもらうことにした

戻ってくると、それは見事に似合っている一期さんが少し照れながら立っていた



一期「似合うでしょうか…?」


『すごく似合ってます!』


一期「このような召し物、久しぶりに着たもので…」


『じゃあ行きましょう!』



一期さんの腕を引っ張って玄関に向かうと、またまた祖父の下駄が役に立った

サイズが合わなかったらどうしようかと思ったけど;

しっかり鍵をかけて日傘を差す

夕方と言えど太陽が出ているので安心できない

それを不思議そうに一期さんが見てきた



一期「レイ殿?雨は降っていませんよ?」


『あはは…私、日の光に当たっちゃダメなんです…長時間当たってしまうと火傷をしてしまうんです』


一期「なら外になど出てはっ!」


『だからこうして日傘を差して行くんですよ?だから大丈夫です!』



そう言って一期さんの前を歩くと、日が差している方に並んで手を繋がれた

驚いて一期さんを見ると、微笑んで「迷子になってはいけませんので」と言っていた

日が差している方に立ってくれることで私には全く日が当たらずに済んだ

きっと一期さんは気を使ってくれているのだ

そのことに感謝をしながらお店を目指した



『一期さん、きっとお見たことない物がたくさんあると思うのですが、気になったことがあったら聞いてください』


一期「?分かりました」



それからは大変

車や電車を知らない一期さんは色んなものに興味を示して、説明するだけで息が切れてしまいそうだった;

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黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» とんでもないです!これからもどうぞよろしくお願いします( ´∀` ) (2016年7月17日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - へー、そうなんですね! 勉強になりました、わざわざありがとうございます (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» 目の黒い部分には色素成分がなく、血液の色が透けて見える為赤目に見える人がいるそうです。←一応調べてそう言う設定にしてます(^^) (2016年7月17日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - アルビノなのに目が赤いんですね… (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 沫閑さん» ご指摘感謝します!ありがとうございます! (2016年7月4日 10時) (レス) id: d629d88941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年6月23日 21時

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