波紋8 ページ9
『とりあえず…なんで治ったのかわかりませんが、良かったです!』
一期「そうですな(清らかで底が知れない霊力が関係あると思うのですが…レイ殿には分からないでしょうな;)」
『あ、あの…薬研が来た時に洗濯した服なんですが返すのを忘れてしまって…私の代わりに返して頂けますか?』
一期「えぇ、承知いたしました!」
『後、一期さんの服が血で汚れていて…勝手ながら洗濯をして今乾かしている最中ですので;』
一期「構いません、むしろありがとうございます」
『薬研の時もだったのですが、何時急にお帰りになるのか分からないのでご自分のお荷物は常におそばに置いておいた方がいいと思います』
そう言うと一期さんは一度頷いた
本当に何の前触れもなく消えてしまうから驚かされてしまう
今度は忘れ物が無いようにしてもらおう!
『あ、帰れるまでこの家で好きに過ごしてもらって結構ですよ?ここには私しかいませんので』
一期「ご家族の方は?」
そう聞かれて、私は苦笑いを浮かべるしかなかった
私が物心ついた時には…もういなかったのだから
そんな私に気が付いた一期さんは「申し訳ありません!」と謝ってきた
私は首を横に振って笑顔を見せた
なんの思い出も無くては悲しみようがない
唯一覚えているのは祖父のみ
だから、両親とはどんなのもか知らないのが悲しい
そうは言っても無いものを強請っていてはしょうがない
『私は、家族の思い出が思い出せないんです…物心ついた時から両親は居なかったので
なので悲しくありません!お気になさらず!』
一期「…レイ殿はお強いのですね」
『強くないですよ、私は…逃げているだけなのかもしれないです』
一期「え…?」
『それより!薬研の時もでしたが、この世界でしかできない事やしてみたいことをしてみませんか?』
一期「この世界でしかできない事…ですと?」
『食べたことない料理とか、行きたい場所とか…あと、欲しい物とか!』
一期「しかし、私は持ち合わせがありません…」
『それはご心配なく!』
そう言って旅行の雑誌や雑貨の本、料理の本を持ってきて一期さんに見せた
一番最初に一期さんが手にした本は雑貨本
アクセやキーホルダーなど様々な小物が載っている
『あ、これ薬研に似合いそう』
一期「これは五虎退にあいそうですねぇ…」
二人でひとしきり本を見て一期さんから弟達の話をたくさん聞いた
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黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» とんでもないです!これからもどうぞよろしくお願いします( ´∀` ) (2016年7月17日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - へー、そうなんですね! 勉強になりました、わざわざありがとうございます (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» 目の黒い部分には色素成分がなく、血液の色が透けて見える為赤目に見える人がいるそうです。←一応調べてそう言う設定にしてます(^^) (2016年7月17日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - アルビノなのに目が赤いんですね… (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 沫閑さん» ご指摘感謝します!ありがとうございます! (2016年7月4日 10時) (レス) id: d629d88941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年6月23日 21時