【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士

波紋38 ページ42

薬研に説明してもらった事をまとめるとこうだ

この本丸の前任が亡くなってからずっと主がいない状態らしい

でも本丸や審神者？を管理する政府がそれを放置できなくて新たに主となる者を送ると言っているらしい

しかしこの本丸は薬研曰く"ブラック本丸"と呼ばれているらしく皆人間を拒否して新しい主を受け入れるつもりはないらしい



薬研「でも、レイ姉なら俺っちは賛成だな！」


『え"！？私が！？』


薬研「皆言ってたぜ？"レイならいい"ってさ！」


『え〜…私そんな大役無理だよ…；』


薬研「まぁずっと黙ってこの本丸にいてもバレるのは時間の問題だからそうした方が都合もいいはずだ」



確かに私はこの世界に来て勝手にこの本丸に住むことになってる

でもバレたらここに居られなくなるかもしれない

それは非常に困る

…そのこんのすけという人にあって事情を説明した方がいいのかなぁ？



？「今度の審神者様はとてもお優しく皆さまを大切にしてくださいます！！」


三日月「何度も言うが、新たな主を迎える気はない」


？「ぼくたちがされたこと、そうかんたんにいえるとおもわないでください」


？「心をズタズタにされてしまった刀剣が何人いると思っているんだい？もう彼らにそれ以上傷を増やすような真似は止めて欲しい」


？「ですがこのままですと皆様刀解されてしまわれますよ！？」



部屋の中から数人の言い合う声が廊下まで聞こえる

この中に入るの？；



薬研「旦那達、俺っちだけど…入ってもいいか？」


三日月「薬研か、良いぞ？」


薬研「レイ姉の目が覚めてな、今廊下で待てせているんだが…」


三日月「おぉ、目が覚めたか！」


薬研「しかし…どうする？」


三日月「ふむ…俺にいい考えがある、レイをこの部屋に入れよ」



三日月さんがそう言って薬研は私の手を引いて部屋の中に入った

三日月さんと他の2人…そしてき、狐？



？「なっ！？なんでこの本丸に人がおられるのですか！？貴方は何者ですか！？」


『え、えっと…』



その狐さんに叫ばれて思わず後退る



薬研「あれがこんのすけ、政府の伝達役なんだ」


『…狐って話すんだ；』


三日月「レイや、隣においで」


『は、はい！』



三日月さんに呼ばれ隣に座る

他の2人の視線が私に向いているが、今はこの修羅場的な状態を何とか打開しないと…



三日月「我々は新たな人間をここに入れる気はない…ただし、この娘なら許そう」


こ「なんですと！？」


『え！？』

波紋39→←波紋37

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す