波紋29 ページ32
『で?どちら様です?』
?「だから〜…"コレ"だって」
『…?』
黒「俺の名前は黒狼だ」
『…はい?』
黒「だからさっきも言っただろう?"コレ"が俺なんだって」
『すいません、頭がついて行きません』
黒「じゃあそんなレイに簡単に説明してやろう…先程こちらに来ていた五虎退のような存在、そう言えば分かるか?」
『…付喪神ってこと?』
黒「そう言う事だ」
『じゃあ、今までずっといたの!?』
黒「まぁ…いたっちゃいたけど…少し前まで眠ってたからなぁ」
『…眠ってた?』
そう言うと黒狼はニコッと笑って頷いた
というか自分の愛刀に付喪神が付いているなんて知らなかったことに驚きだ
黒「でも出てこられたのはレイのお陰だな!」
『…私何もしてないよ?』
黒「そうだな、気づかぬうちに"あれ"を退けてくれたからな」
『"あれ"?』
黒「気にするほどの事じゃないさ、とりあえず俺もこうして人の姿になれるんだよ」
『へぇ〜』
黒「反応薄いな;もっとこう…喜ぶかと思ったんだが」
『第一印象って大事だと思いません?』
黒「………普段からあんな事してるわけじゃないからな!?」
『……(疑いの目)』
あ〜、っと言いながら頭をかく黒狼
困った顔をしながら考え事をしていた
黒「今日はレイに伝えたいことがあってレイに会ったんだ」
『伝えたい事?…刀はちゃんと手入れしてるし、厳重に保管してるけど』
黒「俺が伝えたい事=文句、じゃないから;」
そう言って真剣な顔つきになって隣に座るように言ってきた
黒「…俺を常に肌身離さず持ってろ」
『…どうして?』
黒「どうしてもだ…理由は、…いずれ分かる」
そう言うとフッと消えた
私の隣には刀の"黒狼"が置かれている
よくわからないが、とりあえず言う通りにしてみるか…
私は"黒狼"を握ると背中に背負った
『おもっ!!』
それ以来黒狼が姿を現すことはなく、いつもの日常に戻った
変わった事は何も起きない
…常に背に黒狼を担いでいること以外は
"黒狼"と呼んでも出てこないし、姿を現したこともない
『もう、一体どうしたっていうの?』
そんな私の声が聞こえているのかいないのか…
カタッと刀が動いた気がした
黒「(もうすぐ面倒な奴が来る…ハァ)」
黒狼はレイに見えない様に傍に立っていた
腕組みをしては面倒臭そうな顔をして何度もため息をついていた
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黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» とんでもないです!これからもどうぞよろしくお願いします( ´∀` ) (2016年7月17日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - へー、そうなんですね! 勉強になりました、わざわざありがとうございます (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» 目の黒い部分には色素成分がなく、血液の色が透けて見える為赤目に見える人がいるそうです。←一応調べてそう言う設定にしてます(^^) (2016年7月17日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - アルビノなのに目が赤いんですね… (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 沫閑さん» ご指摘感謝します!ありがとうございます! (2016年7月4日 10時) (レス) id: d629d88941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年6月23日 21時