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波紋28 ページ31

目を覚ますと五虎退が消えていた

いつの間に移動したのか、私はソファの上で寝ていたようだ



『楽しんでくれたかな…』



寝てる間に帰ってしまったのは少し悲しい

無事帰れたのならいいんだけど…

そう思ってテーブルの上に置かれている2つのコップを片付けた

そしてリビングに戻ると黒い髪をした青年がソファに座っていた

驚いて固まっていると手招きをされた

むしろ誰だ



?「あぁ、片づけは終わったのか?」


『え、?あ…はい、っていうか…どちら様?』


?「それはレイが知ってるんじゃないのか?」



そんな事を言われても…

この人も、皆と同じようにこの世界に来てしまった人の一人?

そうとしか考えられない…けど

何だろう…なんだか慣れているような…



『!?あー!!なんでそれを!?』



その人の手の中にあるものを見てサーッと青くなる

その人の手の中には私の大事な愛刀である"黒狼"が握られていた

どうやって持ち出したのか知らないがそれは大切なものだ

取り返さないと!!



『返してください!』


?「そんなにこれが大事か?」


『当り前です!それは私の大切な愛刀です!どうやって持ち出したんですか!?』


?「どうやって持ち出した、か…"本体"を俺が持っていても不思議じゃないと思うが?」


『もう!何訳の分からないこと言ってるんです!!返して!!』



奪おうとするものの…

相手の身長差でどうしても奪い返せない

というかこの人誰だよ!!



?「あはは、だから"コレ"は"俺"なんだって…しかも届いてないからな(笑)」


『う、うるさいです!!』



ピョンピョンジャンプしていると、その人は笑いながら"黒狼"を返してくれた

膨れっ面をしてその人を見る

そんでもって私の顔を見て笑うからさらに膨れっ面になる



?「悪かった、別に取るつもりとかじゃないから」


『なら早く返してくださいよ!』


?「いや〜反応が面白くてつい(笑)」


『酷いです!!』


?「まぁそう怒るなって、可愛い顔が台無しだぞ?」


『可愛くないし、台無しにしてるのは貴方です!』


?「ははは!そうかそうか!まぁそう言えないことはないな!」



その人はずっとお腹を抱えて笑っていた

なので鞘でその人のお腹に一撃いれた(ムカついたから)



?「ぐっ…おいおい、それはそう使うものじゃないだろ;」


『反省してください!』


?「悪かったって;」

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黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» とんでもないです!これからもどうぞよろしくお願いします( ´∀` ) (2016年7月17日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - へー、そうなんですね! 勉強になりました、わざわざありがとうございます (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» 目の黒い部分には色素成分がなく、血液の色が透けて見える為赤目に見える人がいるそうです。←一応調べてそう言う設定にしてます(^^) (2016年7月17日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - アルビノなのに目が赤いんですね… (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 沫閑さん» ご指摘感謝します!ありがとうございます! (2016年7月4日 10時) (レス) id: d629d88941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年6月23日 21時

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