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波紋14 ページ16

私と鶴丸さんは距離を取って対面に立つ

どちらかが動けば手合わせ開始

祖父以外の人と初めて手合わせを行うので少し緊張する

初めに動いたのは鶴丸さん

私の出方を窺おうとしているのかあまり攻めてはこない



鶴「受けてばかりでは勝てないぞ?」


『っ…そうです、ね!!(キンッ!)』



お互い動きを見極めあって今度は私から仕掛けた

勿論受け止められるが、力では勝てない

徐々に押し返され両手で刀を支える状態に…



鶴「女を馬鹿にすると怖いんじゃないのか?」


『…だから、こうするんです!!』


鶴「なっ!?」



私は鶴丸さんの刀の刃に沿って私の刀を滑らせ懐に入り首元に刀を突き付けた

いきなりの出来事に身動きできなかったのか、又はこの動きが来ると予想していなかったのか…

私の勝利だ



鶴「驚いた…まさか、そんな方法でこの状況を乗り切るとは!」


『女の私は力ではかないません、なのでいろいろ試行錯誤して技を編み出しているのです!』



刀を鞘に仕舞ってその場に座り込んだ

流石に、少し疲れた…;

鶴丸さんは私の横に座るとぐりぐりと頭を撫でてきた



鶴「すごいじゃないか!」


『あぁ…髪がグジャグジャになります!!』


鶴「はははっ!ここは素直に喜ぶところだぞ?」


『う〜ん…改めて手合わせをしてみると、自分の直す箇所がたくさんありますね…』


鶴「君は真面目だなぁ;」


『お手合わせ、ありがとうございます!』


鶴「いや、此方もいい事を学んだ!ありがとな!」



私の頭をポンポンと叩いて笑っている鶴丸さん

もう頭が鳥の巣だ

一期さんから貰った簪を外して簡単に髪をまとめるともう一度簪を差し直した



鶴「…一期や薬研に会いたいか?」


『え…それは、…そうですね、会いたいです』



鶴丸さんは少し考えるような仕草をすると、ふと真面目な顔をして私を見た



鶴「会わせる事が出来る方法がある…しかしそれをすると、君は二度と此方に戻ってこれないかもしれない…それでも会いたいか?」


『…私はもう一度二人に会いたいです、でも!私はこの世界の人間であってそちらの世界の人間ではありません
ですので、私はまたあのお二人が遊びに来てくれることを楽しみにしています!』


鶴「…それは、残念だ」


『鶴丸さん…?』



鶴丸さんは困ったように笑うと私の目に手を当てた



鶴「時間切れだ…もう少し時間があれば…」



その声とともに鶴丸さんは消えていった

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黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» とんでもないです!これからもどうぞよろしくお願いします( ´∀` ) (2016年7月17日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - へー、そうなんですね! 勉強になりました、わざわざありがとうございます (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 雪華さん» 目の黒い部分には色素成分がなく、血液の色が透けて見える為赤目に見える人がいるそうです。←一応調べてそう言う設定にしてます(^^) (2016年7月17日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - アルビノなのに目が赤いんですね… (2016年7月17日 0時) (レス) id: d054797bd9 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 沫閑さん» ご指摘感謝します!ありがとうございます! (2016年7月4日 10時) (レス) id: d629d88941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年6月23日 21時

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