ねぇ、ちょっとあのヒロイン叩き潰していい？【ハイキュー！！】

やっつ ページ9

｢ふぁ…。あ"ー、ねむー｣



今日も今日とて部活があります。朝練、きついです。



烏野では準備とか全部マネージャーがやるんですよね、他の学校では選手がやるとこもあるみたいだけど。



まぁうちはマネージャー三人(あ、四人になるのかな？)もいるしできるっちゃ、できるんだけどさ。




サボったら潔子先輩と仁花ちゃんに全部任せることになっちゃうから絶対にサボることはしない。




ほら、なんか罪悪感が凄いことになるんだよね。



｢…あ、潔子先輩、おはようございます｣


｢Aちゃん、おはよう。先に準備始めといたから｣


｢す、すみません！遅かったですか？｣



先輩に先にやらせるなんて…いつもより遅れてたかな、と不安になる。


｢ううん、今日はいつもより早く目が覚めちゃったから早めに来ただけだよ。気にしないで｣



その言葉に少しほっとする。仁花ちゃんもそろそろ来るんじゃないかと思っていると、丁度いいタイミングで声が聞こえた。



｢す、すみませんっ！遅れました！｣


焦ったような表情の仁花ちゃんに思わず笑みがこぼれる。相当急いできたのだろう、髪の毛がボサボサだ。



｢ふふ、大丈夫。遅れて無いから気にしないで｣


潔子先輩が微笑みながら言った。…美人だなぁ。




｢私も今来たとこなんだ。…ね、仁花ちゃん、髪の毛ボサボサだよ？ほら、こっち来て｣



女の子だしちゃんと綺麗にしとかないとね、と手櫛で整えてあげる。




少し照れながらお礼を言う仁花ちゃん。なんだかお母さんになった気分。



その後みんなで準備を終わらせ、一息着いていると他のみんなが次々と入ってくる。





…春峰さん、朝練に来ないってことはマネージャーしないって決めたのかな。



まぁその方が私としてはぜんっぜんいいんだけけど。

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