ねぇ、ちょっとあのヒロイン叩き潰していい？【ハイキュー！！】

とお あまり ふたつ ページ13

｢…来ないね｣



部活の開始時間はもう迫ってきているというのに、春峰さんはまだ来ない。




今日からやります！って自分で言ってたのに…。



やる気無いんだったら最初から入らないでほしい。ただ居るだけなんて邪魔だ。




｢どうしたんだろうな…。うーん、もう時間だし始めるか。すぐ来るだろ｣



大地さんがちらっと時計を見ながら言った。皆も少し心配そうな顔をしている。




はぁ、初日から遅刻って…。




｢よしっ、じゃあ始めるぞ！まずはアップからな。しっかり体ほぐせよー｣



｢…私達も仕事始めようか。今日は私と仁花ちゃんがドリンクで、Aちゃんがタオルだったよね｣




｢はい、じゃあタオル取りに行ってきます｣



潔子先輩の言葉に頷き、すぐに駆け出す。急がないと他の仕事もいっぱいあるからね。




｢よっ…と｣



タオルの入ったかごを持ち、体育館へと向かう。タオルだけだし全然軽い。




体育館の端にかごを置き、パスの練習をしている皆を一瞥する。



…皆がいきいきと練習しているのを見て、少し嬉しくなる。まぁ一人例外もいるが(月島)





｢…って見てる場合じゃない。さ、仕事仕事…｣




私はまた動き出した。





…それにしても春峰さん、まだ来ないなぁ、もう開始時刻結構過ぎてるのに…。

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