３か月ワーカー２（ねくすとすてえじ）

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翌日、昨日とは違ってだいぶ体力も回復しているのを自分でも感じる。
早く回復して私もちゃんと米津さんの役に立ちたい…
そんな風に思っていた…



A「熱も無いし昨日よりぜんぜん元気になってきてるから もう平気ですよ」
　
私は用意してもらった朝食を食べ、後片付けでお皿を運んだりしていた…


近藤「Aさん あまり無理をしないほうが…」

米「そうだよ 昨日だって風呂入っただけで倒れそうになってたじゃん」

近藤「えっ お風呂に入ったのですか？」

A「あ はぃ 入りました…」

米「病み上がりっていう言葉知らないのかね？」

A「だって もう寝れないよ？たくさん寝たもん」

米「わかった…じゃぁ起きてていいからおとなしく座ってて？」
そう言ってリビングのソファを指さす。


A「はぃ…」
わたしはベットで横になっているよりいいと思ってソファに座り読書を始めた…
近藤さんはお買い物に出かけて、米津さんはというと今日の仕事は午後からウエブで打合せだけだからと読書をする私の横に座ってゲームを始めた。



米「やってみる？」

A「ん？」

米「これおもしろいよ Aなら出来ると思うけど…」

そう言ってコントローラーを手渡してきた…

A「あれ？これって…」

米「あ 気づいた？流石だね…Aが音入れたゲームだよね？」

A「こんな風に出来上がってるんだ…」

米「どう？初仕事の作品は」

A「オープニングしか見てなかったから…なんか…すごいね…」

米「ストーリーと音楽の雰囲気がよく合ってる いい仕事したんじゃない？」

A「うん…」

米「ふふっ」


わたしが初めて仕事として弾いた作品を褒めてもらえて嬉しかった…
そうだ…私は米津さんにまた弾けるようにしてもらえたバイオリンを頑張らなくちゃ…
それが役に立つことの一つなんだよね…そう感じていた。




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