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研究所 1 ページ4

〜アレンside〜

遊園地では普段身体にかけない負担をかけることも多いから、一度真琴に不具合をはなそうと研究所に向かう。

全力で走れば15分の距離を走り抜き、中にはいるまでの10個のパスワードをすべて打ち込む。

研究に必要な機械やその他もろもろがおいてある部屋がたくさんあり、真琴はその中の一角に机に突っ伏す形で寝ていた。

「また・・・そんな格好で寝てると風邪を引く。3食たべてるか?」

一緒に住んでいた頃は、料理は俺がすべて作っていた。
その頃より真琴の頬は少し痩けた気がした。

「・・・アレン?久しぶりだな。

ん?お前、なんか顔つきが変わったか?」

「そんなことはないが、最近人と話していて鼓動がやけに早くなったり、へんに感情がふわふわしたりしてな。何かの異常かと思われる。明日遊園地にいくということになり、なにか不具合があれば悪化するかと。」

見ると、真琴は驚いたような顔をしている。

「ほう。なかなか充実した毎日を送ってるようだな。
もしや、女性と同居していたりするのか?・・・まあ無いとは思うが。」

誰かと同居しなければあんな状況で放り出されて生きていけるわけがない。
相手が女性か男性かなんて、2分の1の確率だ。

「5日ほどうろうろして、エネルギー不足で倒れているところを16才の女性に助けられ、同居している。・・・なんだその顔。」

真琴の顔が変に崩れている。多少焦っているが、冷静さを取り繕おうとしている、といったところだろうか?
普段冷静な顔をしている真琴がそういった表情をしているのは、新鮮というより、むしろ変だ。

「それでその子と話しているときに、心が浮わついたり鼓動が早くなったりしたと。」

「まあそんなところだ。」

「ああ、それは、

・・・そうか。成長したな。お前は、

俺ができなかったこと、その子と生活していくなかで、できる方向に向かっているのか。」

すでに冷静に研究の考察をするような表情に戻ったにもかかわらず、真琴の言葉は妙に重く響いた。

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(プロフ) - 少女と青年のやり取りが見てて楽しいです! (2017年4月13日 19時) (レス) id: 9bdba68026 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皇優夜 | 作成日時:2016年9月27日 23時

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