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19話 ページ19

「あ、あの、・・・ごめん。」

あまりに恥ずかしくて顔をあげられない。
低い背を恨んでしまう。

「つり革、届かないなら、俺に掴まってかまわない。」

少女漫画で読んだことのあるような台詞。美形で天然たらしですか。そうですか。
・・・そんな、だめだよ。

久しぶりに自分の性別を意識してしまい、どんどん鼓動が早くなってしまう。

「・・・大丈夫。」

今掴まったらなんか、
・・・カップルみたいじゃないですか・・・//

何で?という顔をするアレンに、体幹がしっかりしてるから気を付けていれば大丈夫と言い訳をする。

《ガタン》

しかし言い訳は言い訳。実は嘘。今度は違う方向に飛んでいきそうになり、必死で我慢する。
・・・あぁもう限界。

体勢が崩れ、右にいるおじさんにダイブする。

・・・はずだった。

左手首が掴まれ、なんとか体勢をたてなおす。

「ほら、強がらなければいいのに。」

見ると、アレンが手首を握ってひきとめてくれていた。
いつもと同じ涼しい顔で、私の手首を握って離してくれない。

私もこうなった手前言い訳できない。

「・・・ごめん、手、借りるね。」

「ああ。」

私の体温は、いつもより熱くないだろうか?
体がなぜか火照ってしまう。

なんだろう。

・・・ドキドキする。

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設定タグ:皇優夜 , 悲恋 , ラブコメ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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優夜さんのファン1号 - そして私が知らないうちに続々と小説の投稿が増えてる〜ひやー嬉しい悲鳴です (2016年9月24日 21時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - 15話まで読みました。リサの学校が始まって宿題が難しそうにしているところでアレンが教えてる!頭もいいですね。 (2016年9月24日 21時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - 8話から10話まで読ませていただきました。面白いです。アレン料理作れるんですね。すごいです。 (2016年9月15日 15時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - こんな、小説に出会えて幸せものです。次回作も楽しみ過ぎるです (2016年9月12日 21時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
皇優夜(プロフ) - 優夜さんのファン1号さん» 閲覧ありがとうございます!まだまだ拙い文章ですが、たくさん嬉しい感想をいただけてうれしいです♪今後も随時更新していきますので、閲覧よろしくお願いします! (2016年9月12日 21時) (レス) id: cca9fc0d62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皇優夜 | 作成日時:2016年9月10日 23時

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