どこかで 83 ページ38
うらたぬき.side
乾杯して宴が始まる。
俺と坂田とA以外は ガンガン飲み始めて。
Aは 酔っ払ってる男どもを見て、苦笑いを零していて。まふまふの しつこい絡みに オロオロしていたりもした。
坂田が まふくん！A困ってるやろ！なんて、いつもの言い合いを引き起こしている。
｢ なぁなぁ、うらたん ｣
｢ ん？なんだ センラ ｣
｢ うらたんは Aちゃんのこと どう思ってるん〜？ ｣
｢ あっ、それ 俺も思った！ ｣
酔ったセンラと志麻くんが 絡んでくる。
いつの間に仲良くなったのか、センラも 空綺ちゃん呼びから Aちゃん呼びになっていて。
…まぁ、そんなこと どうでもいいっちゃいいんだけど。
｢ どう思ってるって？ ｣
｢ あるやん、好きとか好きとか好きとかさ〜 ｣
｢ そうそう、A ええ子やし ｣
｢ そういうお前らはどうなんだよ ｣
｢ 俺はええ子やなーってだけやな。仲良うなりたいとは思うけど ｣
｢ マ？志麻くん、狙うイメージやったわ〜。俺は結構好き ｣
語尾にハートがつきそうな勢いでそう言ったセンラは、んふふ、と微笑む。
今の 好き、に嘘はないが これ多分 坂田揶揄う為のものな気がする…
｢ って ちゃうやん、うらたんの話しやったのに綺麗にかわして〜 ｣
｢ あーっ、もう寄るな寄るな！酒臭ぇんだよお前ら！ ｣
｢ うらたさん そんな酷いこと言わないでさー ｣
｢ そうそう、うらたん！ ｣
詰め寄ってくる 二人にテメェらは向こうで飲んどけ！と怒る。
つまんないのー、と唇を尖らせ去っていく二人は、一体明日になってこのことを覚えているのだろうか。
俺は、片手に持った オレンジジュースを口に含みながら、先程の問いの答えを考える。
( ＿＿＿＿好き、ねぇ… )
Aの方をちらりと見てみると、坂田とまふまふの 取り合いが行われており、困惑度を増している。
そらるさんは 助けることもなく優しい眼差しで見守っているだけで。
( ま、俺は あそこまで優しく想ったりは出来ないな )
いい子で、可愛くて、守ってやりたくなる。
それはすごく 分かるんだけど…
俺は、アイツらと Aを取り合う自信は…無いかな。
そう自分の中で センラと志麻くんに返事をし、俺は困っているAを助けに行くのだった。
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ゆり - まふくん尊いっ！惚れてまうわぁ (作者さん？、、、ベタ惚れかな) これからも、頑張って下さい！ (2019年7月8日 22時) (
レス) id: 65a0be3175 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - いやまって。さっきまでさかたんとまーしぃ尊い(ﾊｧﾄ)みたいな事言ってたけど番外編センラさんどしたん？惚れてまうやろ。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しらす - まってさかたんとまーしぃ尊い。尊すぎて死ぬる (2019年4月25日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫 - 面白かったです！まふくん推しだったので嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年8月20日 7時) (レス) id: 82703b5acc (このIDを非表示/違反報告)
ひらり - ごめんなさい語彙力が(^-^; (2018年4月1日 6時) (レス) id: d0d4f61829 (このIDを非表示/違反報告)
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