どこかで 81 ページ36
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好きだよ、そう告げられた 私は、
何も言えなかった。
考えてもみなかったのだ。告白、なんて。
まふくんのことを好きか、と問われれば、すぐに答えられる。答えは、イエスだ。
だが、それが恋愛かと聞かれれば分からない。
確かに、まふくんと付き合えるなんて 幸せなことだと思う。正直、付き合えたら とか考えたこともある。素直に言おう、ある！
…でも、それは まふくんだけじゃない。
そらるさんとか、さかたんとかうらたんとか。
志麻さんや、センラくん。他にも色々な歌い手さんと…
付き合ったら、素敵だなって。
夢や妄想として、考えていたことだったのだ。
いざ現実となると、上手く返事が出ない。
あの… と口ごもっていると、まふくんは そっと私から離れた。
いつもの距離に戻り、痛いぐらいに高鳴っていた心臓が徐々に治まっていった。
｢ 返事は、ゆっくりでいいですよ ｣
そう言った まふくんは、すっかりいつも通りだ。私にグイグイ来ていた、色気のある あの まふくんとは少し違う。
話し方も、敬語に戻っていた。
｢ 別に、Aちゃんを困らせたいわけじゃないんです。気持ちに気付いたから言ってみたっていうか… そうじゃないと、伝えられないなって思って ｣
｢ どうして… ｣
｢ どうして 好きになったか、ですか？ うーん… そうだなぁ ｣
それは、僕のこと 好きになってくれたら 教えてあげます、と にっこり笑う まふくん。
それから、さぁ、話も終わったし帰りましょうか、と。
立ち上がった まふくんを じっと見詰めていると、首を傾げて どうしました？なんて。
…好きかどうかは分からないけど、ドキドキしたのは事実で。今だって、ドキドキうるさい。
やっぱり、大人の男の人って ずるい気がする。
｢ ほら、打ち上げ 早く行ってみんなとバカ騒ぎしましょう？ ｣
手を差し出してくれる まふくんの手を握る。
握り返してくれる まふくんは、とても嬉しそうで。
｢ どうやったら Aちゃん、僕のこと好きになってくれますかね ｣
｢ うーん…もう 好きなんですけどね ｣
｢ それはファン的にじゃないですか、僕は恋愛的に好きになって欲しいんです！ ｣
｢ 恋愛ってよく分かんないんですよね ｣
｢ 僕が教えてみせます！ ｣
｢ …ど、どうも？ ｣
曖昧ながらもお礼を返すと、
絶対に惚れさせてみせますから 覚悟してくださいね、と まふくんは笑って 私を少し引き寄せた。
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ゆり - まふくん尊いっ！惚れてまうわぁ (作者さん？、、、ベタ惚れかな) これからも、頑張って下さい！ (2019年7月8日 22時) (
レス) id: 65a0be3175 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - いやまって。さっきまでさかたんとまーしぃ尊い(ﾊｧﾄ)みたいな事言ってたけど番外編センラさんどしたん？惚れてまうやろ。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しらす - まってさかたんとまーしぃ尊い。尊すぎて死ぬる (2019年4月25日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫 - 面白かったです！まふくん推しだったので嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年8月20日 7時) (レス) id: 82703b5acc (このIDを非表示/違反報告)
ひらり - ごめんなさい語彙力が(^-^; (2018年4月1日 6時) (レス) id: d0d4f61829 (このIDを非表示/違反報告)
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