どこかで 76 ページ31
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重たい瞼をゆっくり開ける。
私の目に映ったのは、真っ白な天井と 眩い光。
あれ、私どうしたんだっけ。
倉庫に閉じ込められて、意識失って、それで…
混濁してる頭を 一生懸命回していると、お？と聞き覚えのある声。
天井しか映っていなかった視界に現れたのは、志麻くんの顔だった。
｢ 起きた？ ｣
｢ 志麻…さん ｣
｢ うん。はじめましてやね ｣
｢ はじめまして…なのに、いきなり迷惑かけてしまって… ｣
｢ 気にせんといて。俺、嫌だったら ライブ終わったあと すぐに帰ってるし ｣
｢ …ライブ、やりましたよね私 ｣
｢ やり切ってたやん!? もしかして、記憶ない? ｣
ぼうっ とした頭に思い出されるのは、
花咲に “ ざまあみろ ” と告げた情景だったり、
ステージから見た、会場全体の風景だったりと まちまちで。
夢だったんじゃないかとも思ったが…
志麻くんが言うに、私はどうやら 本当にライブをやり切っていたらしい。よかった。
｢ あの時 ずっと ぼーっとしてて… なんだか夢みたいだったので。それより、他の皆さんは…？ ｣
｢ それがな…センラくん以外の4人が 心配しすぎて ご飯も食べないわ飲み物も飲まないわで、センラくんが4人連れて 近くのコンビニ行ってんねん ｣
あ、勘違いせんといてな!? 別に 俺とセンラくんが 心配してないって訳ちゃうんやで!?と慌てる 志麻くん。
それは勿論 理解しているつもりだ。
ちらりと見えた窓からは 太陽が照らす光は見えない。ライブから結構な時間が経っているだろう。その間ずっと 見ていてくれたのだ。心配してくれていたという考えにしか辿り着かない。
｢ まさか そのタイミングで起きるとは… 坂田とまふくんに悪いことしたな… ｣
｢ 坂田さんと まふまふさんに？ ｣
｢ 明らか あの2人、空綺さんのこと大好きやん ｣
｢ えっ ｣
｢ えっ!? 気づいてなかったん!? ｣
｢ 全く ｣
やっと覚醒してきた 頭に、突然 爆弾発言を落とされ 一気に目が覚めた。
ぐっと 身体を起こすと、慌てて志麻くんが 手を貸してくれる。
｢ 鈍感なんやな、空綺さん ｣
｢ あはは… あ、名前…ですけど、空綺じゃなくて Aでいいですよ。まだ 直で呼ばれるの慣れなくて…あと、呼び捨てで大丈夫ですし ｣
｢ わかった。Aも さん付けやなくてええよ ｣
｢ ありがとうございます ｣
｢ 堅いな ｣
ケラケラと可笑しそうに 志麻くんは笑った。
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ゆり - まふくん尊いっ！惚れてまうわぁ (作者さん？、、、ベタ惚れかな) これからも、頑張って下さい！ (2019年7月8日 22時) (
レス) id: 65a0be3175 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - いやまって。さっきまでさかたんとまーしぃ尊い(ﾊｧﾄ)みたいな事言ってたけど番外編センラさんどしたん？惚れてまうやろ。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しらす - まってさかたんとまーしぃ尊い。尊すぎて死ぬる (2019年4月25日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫 - 面白かったです！まふくん推しだったので嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年8月20日 7時) (レス) id: 82703b5acc (このIDを非表示/違反報告)
ひらり - ごめんなさい語彙力が(^-^; (2018年4月1日 6時) (レス) id: d0d4f61829 (このIDを非表示/違反報告)
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