どこかで 60 ページ15
まふまふ.side
｢ そらるさん、連絡つかないですよ！？ ｣
｢ っ… 練習、してるだけじゃないの？ ｣
｢ だって 朝早くから学校に行って 練習してるって言ってたんですよ！？学校内にいないってことは 練習してないってことじゃ ｣
｢ 家にいるかもしれないだろ！！！ ｣
僕らが大声をあげると、何事だと振り向く周りの人達。そんなこと、どうでもいいのだ。
今問題なのは Aちゃんに連絡が取れないことなのだから。
昨日の夜。
Aちゃんに連絡したら、9時ぐらいから体育館で練習する予定です、と報告が来て。
どうせ リィルも来ないだろうし、差し入れと応援をしに、学校に来たのだが。
体育館は もぬけの殻。誰もいなくて。
Aちゃん、違うところにいるのかなー？なんて思って LINEして、でも返信がなくて。
気付いてないのかな、と思って 電話してみても 出なかった。
そこらで 変だな、と思った。
Aちゃんは いつもすぐに返信をくれるし、忙しくて出来なかったとしても 電話をしたらさすがに気付く。
｢ 親が目覚めたって連絡が来るかもしれないから、スマホを手放せないんです ｣
そんなことを言ってた Aちゃんだ。きっと、スマホを手放すなんてこと 大事なことがない限り無いだろう。
慌てて 学校の先生に聞いてみると、Aちゃんは 学校には来てる、なんて言っているし…
｢ 教室に鞄もあったし、ロッカー開けてもらったら 靴も革靴が入ってたじゃないですか… 家に帰ったとは思えません ｣
｢ じゃあ…どこにいんだよ…Aっ… ｣
ここまで 取り乱す そらるさんは初めて見た。
そのおかげで 僕も落ち着いていられてはいるが、心の中は焦燥でいっぱいだ。
Aちゃん、どこにいるんですか？僕らを置いてどこにも行かないって言ったじゃないですか…
＿＿＿＿どうして Aちゃんは、僕らから離れていった…？
｢ ねぇ、そらるさん ｣
｢ …なに、まふ ｣
｢ 攫われた ｣
｢ え？ ｣
｢ Aちゃん、攫われたんじゃないですか？リィルの仲間かなんかに ｣
｢ っ…！！！ ｣
自分で思い描いた その考えが、妙に納得出来て 心底ゾッとする。
…本当に、攫われていたとしたら。
何をされているか分からない。もしかしたら、怪我をしているかもしれない。
僕らは 目を見合わせて 頷いてから 走り出す。
一人の男子高校生とすれ違ったが、全く気にもとめなかった。
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ゆり - まふくん尊いっ！惚れてまうわぁ (作者さん？、、、ベタ惚れかな) これからも、頑張って下さい！ (2019年7月8日 22時) (
レス) id: 65a0be3175 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - いやまって。さっきまでさかたんとまーしぃ尊い(ﾊｧﾄ)みたいな事言ってたけど番外編センラさんどしたん？惚れてまうやろ。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しらす - まってさかたんとまーしぃ尊い。尊すぎて死ぬる (2019年4月25日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫 - 面白かったです！まふくん推しだったので嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年8月20日 7時) (レス) id: 82703b5acc (このIDを非表示/違反報告)
ひらり - ごめんなさい語彙力が(^-^; (2018年4月1日 6時) (レス) id: d0d4f61829 (このIDを非表示/違反報告)
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