【文スト】愛し君の姿を見たい

あの日からだった。私が自分を隠すのは。

「もうちょっと待ったら、ママが来るからね。」

怖い。助けて。

最初はそんな感情が渦巻いていた。

―――――――――――

しかし‘彼奴‘のことをずっと見ていたら私の考えは変わった。

全身から滲み出る殺気。

気づけば‘彼奴‘は倒れていた。

脈がなかった。

もう家族が何処にいるのかさえ分からなくなった、いや、家族なんてどうでもよくなった私はぼんやりとしていた。

‘彼奴‘に５年も囚われた。

私は１７歳。

只謙虚で冷たい人間。

しかし、そんな私とは真反対の武装探偵社に今日も出勤する。執筆状態：連載中