『薬』前編 ページ8
悪魔の軍勢発見より16時間後
私とエレン、ミカサ、アルミン、ハンジさんは荷馬車に乗っていた
そして、ハンジさんはさっきからずっと何かの石をいじっている
「一体どうすれば……」
いままでの沈黙を破ったのはアルミンだった
「いきなりローゼが突破されるなんて……
我々に何か……手が残されているのでしょうか……
これからエレンを現場に向かわせたとしても……とても上手くいくとは思えない」
それは私も同感だ
ローゼの壁が破壊された穴を塞ぐ岩が無ければエレンが居ても無意味
「それに……なぜウォール教の司祭まで一緒に」
それも同感だよアルミン
「ああ、ニックとは友人なんだよねー?」
ハンジさんの発言に何も答えないニック司祭
そして、またもや静かな空気が流れた
「彼は壁の中に狼男が居ることを知っていた
でもそれを今までずっと黙っていた何故かは知らないが自分が死んでもその他の秘密を言えないというのは本当らしい
彼らの教団はなにかしらの壁や結界の秘密を知っている」
その言葉にミカサのいつも半目な目が見開き、エレンは血相を変え、アルミンは困惑していた
「ハァ!?なんだそりゃ!うっ……」
まだ悪魔化の後遺症が残っているのか、よたつくエレンをミカサが支える
「なんでそんな大事な事を黙って居られたんですか……人がそのせいで死んでるってのに……」
「それは……彼女にも言われたよ
しかし、まだネフェタリア一族の末裔が生き残っていたとは……しかもその容姿からして本家の血を受け継いで居るのは間違い無い」
「おっさん、Aの一族の事何か知ってるのか?壁の秘密は言えなくてもそれなら言えるだろ。もっとも、壁の秘密とやらも教えてほしいけどな!」
「……『あの日』……ネフェタリア一族は完全に滅亡する筈だった……」
「あの日……?滅亡する筈だった?どういう事ですか?」
「ネフェタリア一族は『壁の真相を知れる一族』と同等な一族なんだ。我々は言えないがその一族ならこの壁の秘密を公表できる」
「その『壁の真相を知れる一族』とは?」
「その子は3年前の血族争いに巻き込まれ、偽名を使って身を隠している
その子は何も知らないが壁の真相を伝える権利を持っている
今年調査兵団に入団したと聞いている
その子の名は
クリスタ・レンズ」
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スイートピー(プロフ) - 団長が吸血鬼とかっ……マジカッコイイです!!!!更新頑張って下さい!!!<(_ _*)> (2016年1月2日 14時) (レス) id: 1bdde5d277 (このIDを非表示/違反報告)
ジル(プロフ) - 霰餅おかゆ@モブハン民さん» テスト期間中ということもあり、当日に載せられず申し訳ないです(..) (2015年6月19日 20時) (レス) id: e8a2288527 (このIDを非表示/違反報告)
霰餅おかゆ@モブハン民(プロフ) - 続編おめでとうございます! 私何かに素敵な絵を描いて下さってめちゃくちゃ嬉しいです!!!本当にありがとうございます!!(о//>∞<//)о (2015年6月19日 20時) (レス) id: 340788d843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くりき | 作者ホームページ:http://kuzandannthou
作成日時:2015年6月19日 18時