【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃58　異変 ページ8

「･･･あの、私何かした？」


「うるさい」




この頃、隊長の様子がおかしい

いや元々なんだけど、更におかしいというか････



なんだろ

一瞬たりとも目が合わない




「隊長？」


「黙れ」





･･･つーかムカツク





「あ？コラ喧嘩売ってんのか」


「黙れ」




･･･ってことで、私は隊長の胸ぐらをつかんだ





「だから、何かしたかッて聞いてんじゃん！
　何なのよ急に･･･腹立つ！」


「････」








隊長は、黙ったままだった

そして、私の頭に手を添えると






＿＿＿ガッ






頭突きを食らわされる





「い"ぃ･･･っ!!」




あまりの痛さに、私はうずくまる



奴はそのまま、その場を去った





ちょ、なんなのホント


意味分かんない･･･





＿＿＿
＿






「ったく･･･こっちはまだ怪我人だってのに･･･」



あのまま気絶し、山崎に運ばれた

どんだけ倒れんだよ自分




「どうしたんですか」


「･･･隊長だよ、いきなり頭突き食らわされた」




「え？」と、理解できてないように、声を漏らした




「ほんっと意味分かんないなアイツ
　私なんかしたっけ？」


「･･いや、俺の見てる範囲では特に･･･」





ですよねー、だって私の記憶にもないんだもん


もう考えるのもめんどくさいじゃん




　






　





「･･･でも、Aさんにとって大したことじゃなくても
　相手には、大きな傷になってるってこともあるかも」


「･･･隊長が些細な事で、そんな引きずるかな」


「もしかしたらあるかもしれませんよ？」




まるで、お母さんのような言葉と、笑顔

なんか、暖かい





「･･･ザキ」


「はい？」




小首を傾げて、言う山崎





「･･･なんか、お母さんみたいだね」


「え？お母さん･･?」









　






少し、寂しくなった

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