【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃91　大魔王への愚痴。 ページ41

私達が付き合ってしばらく経った＿＿＿





「やっだっもっうっ!!」



語尾とともにダンッ！と机を叩いた

机の上にあったお茶が倒れた




「あのさ、人んち来てそうそう愚痴ってどうよ」


「今日くらい許して旦那！」





目の前で、パッチーが苦笑しながら机を吹いている



「すいません、パッチーって誰ですか別にいいけど」




「んで、どーしたの
　せっかく恋が実ったのになにが不満なんだ」


「だ、だって隊長･･･!!
　超ドSで変態でとりえと言えば顔だけなんだもん！」


「それ前からじゃね」




････まぁそうだけど




「それが前にも増しててヤバイって！
　今だって万事屋来てるってバレたらどうなることやら･･･！」


「だったらなんで来んだよ」


「銀ちゃんそんなのもわかんないアルカ」




隣に座っていた神楽が、口を開いた




「Aはサドから逃げてきたアル
　アイツに溜まったストレスと憎しみを万事屋で癒しに来てるネ」


「いやそこまで酷くないけども･･･」


「やっぱりAはアイツじゃダメアル
　別れるヨロ――」






ドカァァン、と破壊される万事屋の玄関


煙があたりを覆った






････ヤバイ、魔王来ちゃったよどうしよう


あーバレたわ死ぬわ







「あわわわわわっ･･･」




逃げたい逃げたい超逃げたい！









　
「すいやせーん、俺の荷物来てませんかー」


荷物って何。





「ちゃんとチャイム鳴らせやクソがァアアア!!」


銀ちゃんはもう我を見失ってるし







あ、いやでも

煙で顔見えないし

うん、逃げよう。






　









「Aーいるんだろーぃ
　今ならまだ酸欠刑で許してやるぜー」




酸・欠・刑!!





「でてこねーってんなら
　噛縛絞(こうばくこう)＋ギリギリまで酸欠の刑なー」


「あ"ぁぁああああ!!すいませんっしたァアアア!!」





ちなみに『噛縛絞』なんて熟語ないからね。

創作だからね。




うん、酸欠刑と噛爆絞については後ほど説明しよう。









「よしよし、いい子だ
　帰んぞ」






････皆さんさようなら


私はどうやら、今日で終わりのようです。
　

＃92　ド変態→純情→←＃90　見覚えのあるメンツ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す