＃53 怪我＝武器 ページ3
「あのよ、お前の気持ちはわかるが･･･」
「はぁ･･」
その後、私の部屋に土方さんがやってきた
「皆、お前のために
今日まで用意してきたんだ」
･･･あ、あれな
おかえりなさいパーティ、てきな
「あんまりにも、冷たい･･･というか」
さすがに悪かったかな
そう思って、頬をポリとかいた
「あー･･･、すいませんでした」
「･･･いまからでも行ってくれるか
こう･･･気分転換するつもりで」
･･･さすがに行かないとマズイよね
私は少しためらいながらも、部屋を出た
＿＿＿
＿
「今からでも構いませんか」と言えば、一瞬に笑顔になった皆
とにかく、気分を紛らわせりゃいいでしょ
そう安易に考えて、楽しもうとした
「だから、俺ぁ仕事が･･」
「らしくねーだろうが、お前が仕事なんて」
「どーいう意味だコラ」
だがまぁ、当然
奴も来るわけで
さきほどよりも強く、いたたまれない気持ちに押しつぶされそうになった
逃げたい、超逃げたい
「･･･あ、ども
お久しぶりです」
「･･･おぅ」
土方さんに強引に連れて来られた隊長は
不機嫌そうな顔
「･･･」
ふと、いたずらしてやろうかな
そう思った
「あっ･･たたた･･」
わざとらしくなんてやらない
割と本気で演技をした
「お、おい大丈――･･･」
「"誰かさんのせい"で刺されたお腹が痛む･･ッ」
「････」
ちらっと、隊長を見てみれば
顔が死んでいた
「"誰かさんが余計なこと"しなかったら
怪我なんてしなかったのになぁ････」
今度は少し、わざとらしく言葉を強調させる
私が言葉を発する度、歪んでいく顔
ヤバーイ超笑える
「だから･･、悪かったっつってんだろ」
「謝られて治る傷じゃないんだよなぁ･･･」
「テメェな･･･」と怒筋を浮かべる
私は少し口角を上げ、嘲笑した
この怪我、結構いい武器になりそうじゃん
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亜月 - いつも読ませていただいてます とても面白いです！ 応援していますので頑張って下さい！ (2015年4月17日 16時) (
レス) id: 25c92e6b08 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - kotoさん» 連続コメントに吹き出しと感謝をお送りいたします←← そんなに笑っていただけるなんて嬉しすぎです！本当にありがとうございます(^^♪ 続編でもどうぞ笑ってやってくださいませ！(人´∀｀) (2015年1月2日 22時) (レス) id: adbd147c45 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ハイ続編移動ｗ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 57a791093e (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 腹筋崩壊なうｗｗ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 57a791093e (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 桂吹いたｗｗｗｗｗ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 57a791093e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時：2014年9月15日 19時
