【WT】この気持ちに名前をつけるとするならば【短編・中編集】

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END1

『遅くなってごめん！帰ろ！』

na「あーうん。帰る!!」

『勉強してなかったでしょ。』

na「い、いや、そんな事は……」

『もー、成績上がんないよ？困るでしょ？』

na「小テストでも……点数良かったら、付き合ってくれるの？」

『え……？う、うん。まぁ。』

na「俺、今日の小テスト……」

『え、満点じゃんっ！凄いよなかむ！』

na「そ……そう？」

『うん！』

na「あー、あり…がと。だから…」

『はぁ。なかむの事だから点数良くないと思ったよぉ〜。だから調子乗っちゃって付き合うとか言っちゃったじゃん。』

na「え……それって。」

『学年末！ね？元々はその約束でしょ？』

na「な、何それ！さっき「うん」って言ったじゃん！」

『あと…気持ちの整理、したいから。』

na「あ……うん。分かった……」

『なーんちゃって。やっぱりなかむは純粋だよねwほら、帰るよ！』

na「は、はぁ？ちょっとA！行かないで〜っ！」

Aを惚れさせるためには長い時間が必要なようです……

♯02 思ってた通り
END1「きっといつか」
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END2

kn「はぁ……はぁ…はぁ。」

コーチ「タイム早まってんじゃん。さっきよりも。」

kn「あ、ありがとうございますっ！」

『きんとき〜』

kn「あ、A！部活終わったから一緒に帰らね？」

『あ〜、なかむいるけど……』

kn「え……？なにそれ。」

『わ、悪かった？ごめん。』

kn「いや、別にそういう訳じゃないけどさ、じゃあやっぱり俺いいわ。」

『あの……』

kn「ん？」

『怒ってる？』

kn「怒ってねぇよ。ただ、2人で帰りたかったんだ。」

『え…あ、ありがと。』

kn「好きだから。」

『え…』

kn「俺、Aの事、好きだよ。
でもさ、自分では気づいてないようだけどお前多分なかむの事…好きだろ？」

『いや…ちっ、ちがっ…』

kn「はいはい、図星ね。自分でも気付いてたんだ。お前は鈍感野郎だと思ってたのに。」

『その言い方ムカつく。』

kn「ごめんー。だから、俺、諦めないよって事を言いたかったんだよ。」

『なにそれ。』

kn「俺、Aをなかむから奪ってもとるから。じゃ。」

言ったあとでめっちゃ恥ずかしくなるな。

でも、いいや。好きなんだから。

これは本当の気持ちだし。

♯02 思ってた通り
END2「片思いでも」

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