【銀魂】ひねくれ隊長【沖田総悟】

#33　ヘビーローテーション← ページ33

「こんにちはぁ――っ！」



まぁ、なにわともあれ万事屋に行けたので


超ハイテンションなAに隊士


俺はヘビーローテンション←

じゃなくローテンション



先程からイライラが止まらない






「おぉ！A来たア････････
　ってなんでコイツがいるネ」


「監視でぃ、コイツがなにかしでかさねーように」



「なんもしねーわ」







中に入れば、相変わらず貧乏臭が漂った家




「Aさんに･･･、あれ沖田さんまで？」




意外そうな顔

まぁたしかに俺が来るとは、誰も思わねーわな





「だっんなぁー！」




突然Aは慣れたように、旦那に抱きつ････




ってオイ






「ガフォッ!!」



「あはは、旦那またトマトジュース飲んだの〜？」



「Aさんそれ血ぃです、って会話前もしましたよね!!」




なに、コイツ


見たことねーほど笑顔なんですけど


超嬉しそうなんですけど








「･････」


「なにぼさっと突っ立ってんだよクソサド
　邪魔アルから死ね」




チャイナの憎たらしい言葉も耳に入らないほど

俺はあっけにとられていた





「だからね、Aちゃん
　年頃の女の子がこんなことしたら･･･」


「いいんだよ、旦那だから」






そういって腕にギュッと抱きつく


ありえねー、まじありえねー


旦那に抱きつくとかありえねー




つーかこの笑顔がありえねー

屯所ではちらっとも見せねーくせに




　






「･･･」




なんか、気に食わねぇな･･･









「沖田さん、どうかしました？」



「･･･いや、なんもねーよ」







そう言うと、ソファに座り机に置かれた茶を手にとった


相変わらず、じゃれ合っているA



なにがそんなに楽しいのやら･･･


そう思いながら、茶をすすった






「やっぱ旦那大好き！」



「ブフォッ!!」




だが吹き出した




顔面に熱湯が浴びせられた俺を気にもとめずに

Aはキャッキャと笑う








「ちょ、沖田さん!?」







　









万事屋って、ただの仕事なしのプータローの集まりと思っていたが






「悪ぃな･･･」



　


俺のライフを削る、とんでもねぇ場所でもあるかも知れない。

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