story.4 ページ5
「ほら、あー」
大の字に寝転がった私の口元に、チョコを持っていく
なんだお前らカップルか、とか言ったらひねり潰すよ
「あー！」
舌に乗る甘い塊
すぐ噛み砕くのなんて勿体無くて
しっかり舌で味わった
「おいしぃ〜ッ」
これだけで、私は幸せになれる
なぜならチョコレートは私の超大好物だから
一日一個は必ず食べている
「飽きねーな、昔から」
「だって美味しいじゃん
この甘く溶けるような感じが！」
初めて食べた時から、くせになっちゃって
やめられない
幼い頃からの、大好物
「まぁ、確かに美味いけど･･･
そこまで夢中になんねーな」
こんなに美味しいのに、なんでわからないんだろ
そう思いながら、机にあったチョコレートをまたひとつ
口に含んだ
＊
「お前、居残りな」
朝、銀八先生に会って言われたこの一言
私はわけが分からずこの一言
「はい？」
どうやら昨日のテストで、点数が悪い人は補習があったそうなのだが･･･
「聞いてないよ!!」
おもいっきり総悟と話してて聞いてなかった
なんにも知らずに帰っちゃったよ私のバカ！
総悟には一応「先帰ってて」とメールはした
だから私は先生が眠る、静かな教室で補修を受けた
「･･･あれ、私ヤバイ」
なぜか迷うこと無くスラスラと問題が解けていく
･･･昨日の勉強の成果かか！
こんな感覚久しぶりだ
スラスラ解けるなんて･･･
「総悟すごい･･･」
改めて、頭いいんだなと思った
･･･と思ったのもつかの間
「え、なにこれわかんない」
なにこれ 本当に高校の問題？え？
最後の2問難しすぎない？
先生に聞きたくても、ぐっすりと眠っていて起こしづらい
「どぉしよ･･･」
＿＿＿ガラッ
なんて呟いていたら、教室のドアが開き
私は背筋を震わせた
「そ、総悟！」
な、なんでいるの!?
先帰ってって言ったのに･･･
「補修？」
一言だけ言って、私の机に近づいてくる
なんなの総悟って
私の心読めるの?
だとしたら怖い
「わかんねぇの？」
「う、うん･･･」
私のすぐ隣に立って、問題を見る
＿＿＿ち、近い･･･
総悟の顔がすぐ近くにあった
なんか緊張する････
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栗兎(プロフ) - ありりんさん» 返信遅れて申し訳ないです!!!:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):泣けるだなんて嬉しいです！ありがとうございました(*´∀｀*) (2014年11月3日 14時) (
レス) id: 7f98b3fc2c (このIDを非表示/違反報告)
ありりん(プロフ) - 泣けます泣けますぅ〜（T□T) (2014年10月18日 21時) (レス) id: ae62b04dca (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(*´∀｀*)頑張りますね！ (2014年5月24日 19時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - 総悟ちょーかっこいいです！これからもがんばってください (2014年5月20日 18時) (レス) id: a7fb420e36 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ゆうかさん» あぁぁあッ、ありがとうございます!!･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･ ｳｪ―ﾝすごく嬉しいです、ありがとうございます！更新頑張りますね！ヽ(´ー｀)ノ (2014年5月17日 15時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時：2014年5月3日 19時
