【銀魂】甘い塊、甘い君【沖田総悟】

story.24 ページ25

「Aー」

「･･･なに」


私の、なんとなくそっけない返事に
彼は手元にあった視線を上げる



「･･･怒ってんの？」

「なんで怒らなくちゃならないの
　怒ってなんかないし」



そう、別に怒ってなんか居ない

総悟はなにもしてないし




「なに、機嫌悪ぃの？」


「別に」



機嫌だって、悪くない


なんにもない




「･･総悟さ、登下校
　やっぱ結奈ちゃんとしたら？」




別に、総悟が嫌いになったわけじゃない


と、いうかどうも思ってない･･･






････････はず。





「･･･なんで」


「ほら、やっぱり相手は総悟に想いを寄せてるわけだし
　幼馴染だからといって、私とずっといたら可哀想でしょ？」






正直こんなこと、言いたくない


総悟との距離が離れて行っちゃいそうで

怖い



まだ、離れたくない


総悟と、離れたくなんかない





でも＿＿＿＿＿





「なんでィ、俺のこと嫌いになった？」


「ばーか、元から嫌いだよ」









　







　



仕方ないじゃん





私は、弱い人間だから









　







　



＿＿＿＿＿



「私、やっぱり沖田さんが好きで･･･」

「･･･うん」



「つ、付き合いたいな･･･って思ってて･･･
　初めてなんです･･！こんなに、好きになれた人･･･」



私に訴えかけるような瞳

どこか、敵意のある雰囲気


やっぱり、私はライバル視されちゃうのかな

付き合ってるわけじゃないんだけど･･･








　






それに、総悟がどうとか


考えたことなんてないし





"幼馴染"



そうとしか、思ってない
　





　




　

そう、総悟は幼馴染なんだから＿＿＿＿＿


　



　



　


　






　






『応援･･･してくれませんか･･･？』






　






　





　



別に、誰と付き合おうが


構わない____

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