story.21 ページ22
この頃、総悟が休み時間とか
ちょくちょく居なくなる
聞けば、またあの女の子
ただ、お話しただけだと言う・・・・
私のモヤモヤが、募っていく
「その子・・・」
「俺が呼んだわけじゃねーから、勘違いすんなよ頼むから」
そして、ある日の帰り
その女の子が居た
もじもじっとして、本当に可愛らしい
「あの私、宮本結奈っていいます
か、帰り道ご一緒させて頂いても、いいでしょうか・・・」
どうやらその、結奈ちゃんは2年生のようだった
言葉遣いも丁寧で、マナーがなっている
「わ、私は霜月・・A
かまわないよ 一緒に帰ろう?」
さすがにダメ、なんて言えるわけもなく
3人並んで歩く
真ん中は、なぜか総悟となった
__まぁ普通そうだよね・・・・
「A先輩と、沖田先輩は同じクラスで?」
「あぁ」
相変わらず、短い返事
それに戸惑うこと無く、結奈ちゃんは笑みを浮かべる
「仲良いんですね
一緒に帰るなんて」
「・・・・仲、いいの?私達」
「・・・考えたこともねーな」
これが当たり前すぎて
仲がいいとか、悪いとか
一つも考えたことない
「でも、男の子と女の子が一緒に下校なんて珍しいですよ
仲良いんでしょうねっ」
・・・他から見たらそうらしい
まぁ幼馴染だし、家近いし・・・
けど、やっぱ
結奈ちゃんの視線は、総悟の元
私に入り込める隙間は、ほぼないと言ってもいい
__前と逆じゃん・・・
神様の意地悪ですかこれは・・・
「それでですねッ」
「ふーん」
そっか
総悟もこんな気持ちだったんだ
一人置いてけぼりにされちゃう
寂しい感じ・・・
「あ・・・・」
気づけば、家が目の前
結奈ちゃんの家は、まだらしい
「じゃあな、A」
「A先輩、さようなら」
ここからは二人の別行動
私は、もはや話も聞けない
でも、しょうがないよね
家ついちゃったんだし・・・
「ん・・・、バイバイ」
軽く手を振って、私は二人に背を向けた
これから二人が何を話すなんて
なんだか、ものすごく気になっちゃって____
「・・・ばか」
遠くなっていく彼の背中に
そう、吐き捨てた
___最近、妙に苦しい気がする
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栗兎(プロフ) - ありりんさん» 返信遅れて申し訳ないです!!!:(;゙゚'ω゚'):泣けるだなんて嬉しいです!ありがとうございました(*´∀`*) (2014年11月3日 14時) (レス) id: 7f98b3fc2c (このIDを非表示/違反報告)
ありりん(プロフ) - 泣けます泣けますぅ〜(T□T) (2014年10月18日 21時) (レス) id: ae62b04dca (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです(*´∀`*)頑張りますね! (2014年5月24日 19時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - 総悟ちょーかっこいいです!これからもがんばってください (2014年5月20日 18時) (レス) id: a7fb420e36 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ゆうかさん» あぁぁあッ、ありがとうございます!!・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ンすごく嬉しいです、ありがとうございます!更新頑張りますね!ヽ(´ー`)ノ (2014年5月17日 15時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2014年5月3日 19時