【銀魂】甘い塊、甘い君【沖田総悟】

story.13 ページ14

「男って怖いな」

「そ、総悟も男じゃん･･･」


私の手を引いて、総悟がせかせかと歩く


あれから、総悟がやってきて私はなんとか助かった

高口くんは今、多分気絶してる･･･


総悟が殴っちゃったし･･･



「でもいいのかな･･･、おもいっきり殴ってたけど･･」

「あんぐらい大丈夫だっての、そんなに力入れてねぇし」


相手が気絶するほどで殴ったのに、力入れてないって･･･

君の本気ってどのくらいデスカ、総悟くん



「怖かった？」

「え･･･、まぁ･･うん」


正直、男の人にあんなことされるの初めてだったし

高口くんが、あんな性格だとも思わなかったし･･･


怖かったな･･･



「お前、警戒心ねーからな
　そのうち襲われるぜぃ」

「で、でも･･･皆が皆、そうってわけじゃないし･･」

「さー、それはどうだか」






　




肩を押され、軽く突き飛ばされる
瞬間的に目をつぶると、すぐにまた背中の感触






　





　









　




　




「案外身近にいるかもよ
　そんな狼さんが」







肌をなぞる指

くすぐったい･･･



「そ、ご･･･?」


ゆっくり近づいてくる彼の顔が見えた


え、嘘


まさか･･･






　





　






＿＿＿ちゅ






額に触れた柔らかいもの

私は目を見開き、すぐに額を抑えた





「なんちって」



舌を出しそういう総悟




「ま、とにかく気をつけろよ」



そういって私から離れた


頭の整理がつかなくて、私は動けなかった





ただ額にキスされただけで


心臓がありえないくらいうるさい



こんなの、昔から私達はあたりまえだったのに






なんでこんなに―――･･･

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