四十三杯目、訪問者。 ページ44
作者より…今回より登場するオーストリアさんは、表記の都合上人名から頂いて「ローデ」にしたいと思います!
カラーン…
お昼時、僕はAと一緒に休憩を取ってたんだけど…。
A「いらっしゃいませー!って…あら、オーストリアさん。お久しぶりです〜。」
デン「なぬっ!?オーストリア!?さては、俺たちの料理を盗みに…」
ローデ「何を言うのですかこのお馬鹿さんが!私はただ…ちょっと、大会の準備に疲れたのでAさんの料理を食べに来ただけです!」
フィン「オーストリアさんも大変ですねー。」
ローデ「ハンガリーさんとプロイセンがちょっと…仲悪くてですね…」
デン「ああ、あいつらはもうどうしようもないべな。」
それ、ダンが言えることじゃないと思う。
ローデ「ドイツはドイツでクーヘンばかり作ってますし…。」
A「あらー」
デン「おめえも苦労してるんだっぺ!」
ローデ「ええ…疲れてます…」
アイス「疲れてるときは甘いものがいいんだよね?」
ケーキにあのソースをかけているAに向かって言う。
振り返ったAはちょっと微笑んでた。
そして…
デン「A!?そのケーキは…」
Aが持ってきたのは、まだ店のメニューにはない新作の、あのブドウのケーキだった。
アイス「A…?」
A「…」
何も言わず、オーストリアの前にそのケーキを持っていくA。
A「お待たせいたしました。」
デン「…。」
アイス「…」
店の中が不気味な静けさに包まれる。
ローデ「ブドウですか…。」
オーストリアはそれだけ言うと、フォークで食べ始めた。
・
ローデ「とてもおいしかったですよ。Aさん、あのケーキは、大会用に開発したものでしょう?」
デン「やっぱりおめえうちのケーキを盗みに…」
ローデ「違うといっているでしょうこのお馬鹿さんが!」
…。僕たちは唖然としてそれを見ていた。
ローデ「と、それは置いておいて…もうすぐヨーロッパ予選ですね、Aさん…。」
A「はいっ!絶対負けませんからね!」
ローデ「ええ、激戦になるとは思いますが、お互いフェアに頑張りましょう。」
そう言うと、オーストリアとAは握手を交わした。
デン(なんだよ、いい雰囲気になって…)
駄目だこの大人。
ローデ「それでは、大会でお会い致しましょう。」
そう言うと、オーストリアは店を出て行った。
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす!あと、友希いいすか? (2011年11月7日 20時) (レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき@ - 2424してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、キュンキュンしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ - イギリス命様>一杯目は、アイス君目線で書いているので、「ダン」で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので、読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ