二十一杯目、君のための涙 ページ23
ノル「ったく…」
アメリカの家の前で舌打ちしたい気持ちになるのをこらえた。
アイスがAのために泣いた…っ。
ガチャ。
A「はーい…っ。…あら?ノルさん?」
ノル「A…っ。」
A「えっと…」
ちょっと困った表情になるA。
ノル「すまねえ。」
ドスッ!!
A「え…っ…?」
急所を殴り、Aを失神させる。
抱き上げて連れ去ろうと…
米「Aー?誰だった…」
一瞬、アメリカと俺の目があった。
米「…君、Aの友達だろ?」
ノル「…家族だ。」
それだけ言って、アメリカに背を向けた。
数歩歩いたところで…。
ダンッ!!
銃声。
頬をかすった。
血が流れる。
米「…。」
無論俺に銃を向けていたのはアメリカ…。
ノル「…Aに当たったらどうするんだべ?」
静かに問う。
米「君がAのことを連れ去ろうをするからだ。」
ノル「おめえのせいでAのために…泣いてる奴がいるんだど。」
米「Aは君たちのことで疲れてた。君たちがAに何かしたんだろ!?」
ノル「そうかもしれねえ…だけども!俺たちはAのことを想ってるんだっ!俺は、Aのことを愛して…」
米「…っ。俺…。」
ノル「Aが好きなら、俺たち北欧の五人を全員征服してからにしろ。」
そう言って背を向ける。
後ろでアメリカが叫んだ。
米「俺は…っ!!俺は絶対にAを…っ!!」
やってみろ。
心の中で応えて、後ろに向かって手を振った…。
・
A「…んあ…?」
Aの部屋…俺とAがいる。
ノル「A?気が付いたのけ?」
A「あれ…っ…?私…?」
ノル「ったく…」
A「ノルさん…?私は…?」
ノル「なしてアメリカのところにいた?」
今の言い方……。
Aには少し怖く聞こえたかもしれねえべな…。
A「…っ…。」
Aは涙目…。
ノル「なしてなんだべ?」
ガシッとAの肩をつかんで引き寄せる。
A「あの…その…」
ノル「A…っ。おめえは俺たちの宝物なんだど…?」
真剣な目で見つめると、Aは気まずそうに眼をそらした。
ノル「…なして…なしておめえは…」
言葉が出てこない。
しゃべる代わりに優しくキスを落とした。
ノル「皆おめえのこと心配したんだど?特に…」
バン!
ドアが大きく開いた…
アイス「Aッ…」
二十二杯目、怖いよ…→←二十杯目、ブルー・デーモンはマジ怖い。
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす！あと、友希いいすか？ (2011年11月7日 20時) (
レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき＠ - ２４２４してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、ｷｭﾝｷｭﾝしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾚﾅｲ - イギリス命様＞一杯目は､アイス君目線で書いているので､｢ダン｣で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので､読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻樹ｸﾚﾅｲ
